久しぶりの春の陽気に誘われて、1人で午後から支笏湖まで足を運んでみた。
キャスティングの練習ではたまにロッドを振る機会もあったけど、
実際に僕が支笏湖でサカナを釣る気になったのは10年ぶりくらいだろうか。
もちろん、支笏湖での釣りのエントリーはこのブログでは始めての事。
たまには、いつもと違ったフィールドで新鮮な気持になれる事が目的だったかもしれない。

それにしても今日は北風が強く湖面は海のように波立っていた。
過去に実績のある場所を転々とするが、岸際に立つのも困難なほどの
高波と濁りを見ては、とてもじゃないけどロッドを出す気にはなれなかった。

最後に行き着いたのは、美笛川の河口付近。
膝上くらいまでウエーディングしていても、高波がくると胸までの高さまで
波を被ってしまうほど、支笏湖は時化ていた。
いつものK・BULLET SD14ft #8にシューティング・スペイラインのラインを巻いてある
リールをセットする。
先端のティップは十勝川で使ったタイプ8のままで、1xのリーダーだけ新調した。
ティップはタイプ6かな?とか思ったけど、よは面倒くさいからそのままでOKかなと
適当の考え、真正面から吹き付ける北風に向かいシューティング・スペイで支笏湖に挑む。

午後3時、風の合間を縫って遠くまで真っ直ぐに飛んだフライに衝撃が訪れた。
グングン!というアタリとともに、昼下がりの太陽光線を浴びて
キラキラと輝きながらローリングする魚体はスグにサクラマスだとわかった。
もちろん、初めて手にする支笏湖の宝石のように光り輝くサクラマス。
42cmと小型ながらも今の僕にとっては心癒される瞬間でもあった。
良い天気の最高のローケーションの中での久しぶりに支笏湖から恵んで頂いたサクラマス。

今日は久しぶりに楽しい1日だった。
4月26日 支笏湖 美笛川河口付近にて