気ままにキャスト
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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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<   2007年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧
呪われた虹鱒たち
前日の十勝での釣行から一夜あけて日曜の気だるい朝を迎えた
札幌の天候も昨日とあまり変わらないようで、曇っていたと思ったら
青空が広がったり、急に雨が降ったりとハッキリしない空模様だった

昨日の釣行は天候的条件が悪かったとは言え
自分の中では納得がいかない、分かり易く言えば満足できず欲求不満である
いや、昨日だけでは無い・・・先週の源流でのバラシから、心の中がスッキリしないのである
どこかで、この悪いイメージを取り払わないと何時までたっても先には進めない

午前中に愛犬達とボール遊びを済ませ
昼食をとりながら、空を見つめながら思うことは今日の釣りの戦術

そう、今日は目が覚めたときから一人で釣りに行こうと決めていたのかもしれない
天気は良くはないけど、一か八か勝負を掛けてみる事に決めた
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午後1時、ランクルにしばらくケースから出していないScottの#6ロッドを
道具一式と一緒に放り込んで、家から片道1時間の湖へと向かった

湖に着いたのは、午後2時
準備を済ませ、湖畔にフロートを担いで降りて目的のポイントまでフィンを漕いだ
今日の釣りの終了時刻は午後6時と決めた、終了まで4時間の釣り
やってみたいポイントもあるが、時間が限られてるので実績のある大場所しか
狙わない。 約30分、両足のフィンを全力で漕いで目的のポイントに着いた

3xのティペットの先に結んだのは、#10のニンフ
まずは、このフライで1匹釣る・・・予定だった
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ガンッ!と超ショートバイト1回だけ、それもかなりトルクのあるアタリ
きっと大きなニジマスはこのポイントに付いてはいるんだろうけど、
午前中に、いいだけ誰かに攻められたのか?1級ポイントではフッキングに
持ち込む事は出来なかった。

嫌な予感が、頭を過ぎる。
アタリは1回のみ、時間は午後3時30分
あと2時間30分しかない、落ち着けと自分に言い聞かせ残り少ないチャンスに掛ける

気分を変えて、#10のニンフから#6フックに巻いた“悪魔のフライ”にチェンジ
これが、今日の釣りの明暗を分けた

アシ際をトレースする“悪魔のフライ”にニジマスがヒット
アンチリバースにリールは心地よく逆転し、その相手が良型のニジマスであることを
知らせる、久しぶりに味会う重量感とスピードのあるニジマスとのやり取り
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ニジマスが目線までジャンプするたびに、「やったー!おもしれー!最高~!」と
一人で歓声をあげながら、今までのストレスを吹き飛ばしていた
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それにしても、今日の天気は気まぐれである
晴れたり急に雨が降り出したり、風が強まったり凪になったりと変化に富んでいた

凪になれば釣れない、その常識は今日に限っては関係ないようだ
もちろん風が吹いて湖面がざわめけば、活性が上がってニジマスが連発で掛かるのだが
鏡のような湖面になっても、岸際で良型のニジマスがヒットする
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今日は、悪魔の呪いが効いたようだ
結局、2時間あまりの時間で7匹の虹鱒が“悪魔のフライ”に呪われた
珍しくも20cmクラスは1匹も掛からず、全て30cm以上で40UPが2匹も混じった
幸運にも、悪魔の呪縛から逃れ軽いアタリだけで済んだ多くのニジマス達も
次回は、きっと“悪魔のフライ”の餌食となるだろう・・・

ティペットの先に結びっぱなしの“悪魔のフライ”はニジマスの鋭い歯で
ボロボロになりながらも、釣れ続けてくれた
結局、今日結んだフライは2個だけ、釣れなかった#10のニンフと#6の“悪魔のフライ”だけ
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3週間前の阿寒湖以来の、僕にしては出来過ぎの釣果
どちらの湖も、この“悪魔のフライ”で釣れた数が圧倒的に多い

勿論、今日の釣果は僕の腕なんかよりも“悪魔のフライ”のおかげであると思う
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しかし、この“悪魔のフライ”の呪いに1番ヤラレてるのは僕自身なのかも知れないね
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by flymagic | 2007-06-25 23:43 | flyfishing
突然
目的地の道東の渓流まで、片道230km
ランクルのトリップメーターは200km、あと30kmあまりでお目当ての渓流に辿り着く

夏至の翌日の夜明けだというのに、東の空は分厚い雨雲に閉ざされたままだった
突然、フラッシュを浴びたかのように、そらに稲妻が走り
突然、雷鳴が、カーステレオから流れる16ビートのサウンドをかき消すかのように鳴り響く
突然、フロントガラスを叩き割られるかのように、激しく降りだした大粒の豪雨

久しぶりに体験する、雷と豪雨。
沈黙を保っていた東の空は突然、牙をむいた

十勝の大平原のど真中で、僕はハンドルを握り締めながら
頭上にいつ落ちてもおかしくない、雷に脅えながら
突然、急変した空模様と同様に今日の釣りに対する欲求も落胆していった
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目的地の渓流に着いたころには、大粒の雨は小降りとなっていた
ここは、昨年の7月に充実した時間を過ごさせてくれた、お気に入りの渓流
橋の上から、恐る恐る川を覗いてみたが、案ずるが如し
水には濁りが入り、グリーンの水色が象徴的な川はオリーブ色と化し
水量は当然のように増え、釣り人が立ち入る事を拒んでいるように見えた

ロッドをここで出すか、釣りを止めて帰路に着くか、それとも移動するか
結論を出すまでには、さほど時間はかからなかった

やる! ここで釣りがしたくて、ここまで来たのだからやってみよう
僕達3人は、そう思い立ち、それぞれのポイントに立った

悪条件が全てそろった渓流は、そう簡単に甘い顔を見せてはくれなかった
重く濁り急激に冷却された流れは、ここの美しいニジマス達を
川底へと押しやり、釣り人とは分厚い壁で仕切るかのように冷酷であった
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クククッ!グンッ!と川底を狙ったニンフに時々小さなアタリがある
活性の落ちたニジマスは、フライをガッチリとはテイクしてくれない
やっとの思いで激流の底でフッキングさせたニジマスは、ネットイン寸前で
またしても、バレてしまう始末

雨上がりの軽薄な表情をする青空を、
恨めしそうに見つめながら、僕は今日も膝から崩れ落ちた

そう、こんな日は釣れない日
釣れる日だけが釣りの日ではない、釣りなんてこんなもんさ
そんな当たり前の事は百も承知でこの行為を続けてるのだから
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それでも、流して流して流し続けて
ここぞと思うポイントにフライを投じて、ここで来る! という自分とニジマスの
タイミングがドンピシャで当たった時は、それまでの苦労も忘れるほど感極まるものだ

良い釣りが出来たか、出来なかったか
それは、自分の努力と気の持ちようで決まるもの

釣り人には、それぞれ自分だけの世界がある   

そして、翌日の日曜日には、この日とはまったく違うエキサイティングな世界を見る事になる
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by flymagic | 2007-06-24 20:30 | flyfishing
源流の虹鱒とヘタクソ釣り氏
6月16日、今日は友人達と、
道南の名流を見ながら支流に入る林道を探す
カーナビにも載っていない林道を地図を見て探り当てお目当ての源流域へと向かう

途中、がけ崩れの渓をいくつもすり抜け、土砂崩れで細くなった路肩の弱い
崖を走り抜けて、現流域の虹鱒に合いに行く

もうヤバイよ、引き返そうよ・・・一人なら絶対来ないよな・・・
同乗の友人達が不安そうに呟く

僕もハンドルを握りながら、きっと雨が降ったら土砂崩れで帰れなくなるかもな・・・
と不安な気持ちにもなったけど、源流にはどんな虹鱒がいるのか
それが知りたい一心で、後ろを振り返る事無くアクセルを踏み込んだ

林道のゲートまでが車で行ける終点、ここからは徒歩で源流へと向かう
森の中で、滝から落ちる涼しげな水の音と、木々を揺らす風が心地よい
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爆竹を鳴らし、笛を吹き鈴をならしながら日光の遮られた、湿度のある空気の中、
車では入れない林道を仲間達と歩く、羆との遭遇確率はかなり高いだろうけど
太陽の高く上がった日中は大丈夫だと暗示をかけ、源流へ入る

水量が少ない
道南の支流域はもうすでに渇水気味であった
この川は、幾つかの滝で仕切られていて、魚や人間が落ちる事があっても
サカナがこの滝を登る事はありえない

太陽光線が当たる小さなプールではユスリカのハッチがある
そこにドライフライを打ち込むと25cmくらいの虹鱒が水面を割る
この小さな川で25cmの虹鱒はそれなりに楽しませてくれた・・・・事件が起こるまでは・・・
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友人達と1匹交代で釣りあがる、出た!大きい!小さい!なんじゃこりゃ~!と
和気藹々と騒がしく釣り上がった・・・・事件が起こるまでは・・・・

僕の順番が来た時、カーブを曲がったその先には水深1.5mくらいの
流れの無い静かなプールが僕の前に現れた

こんな、水の動いてないプールではサカナなんて居るはずも無い
とりあえず、ドライフライをプールの中心に落とし、どこを通って上がるか考えていた
・・・・そして、事件は目の前で起きた

あれ?ドライフライが無いぞ! そう、ポッカリと静かな水面に浮いていた#12の
カディスが無いのに気が付いた
ええっ?何で?と不思議に思って何気にロッドを立てた

その瞬間、凄まじい勢いとトルク力で#3ロッドが持って行かれそうになる

フライラインは水面に突き刺さり、穏かな水面をラインだけが上流に走っていく
7ftの#3ロッドは完全に伸され正体の知れない固体の言いなりになってしまった

10mくらい上流で大きな虹鱒が跳ねる、45cm程の虹鱒だ
この川幅のレベルからしても、僕には信じられない光景だ

なんで、こんな大きな虹鱒が跳ねるの?
そして気が付いた、コイツは僕の#12のカディスを水中から吸い込んだんだ水面に波紋を作る事無く、誰にも気づかれ無いように吸い込む・・・
頭の良いサカナの堅実な行動、頭の良い大きな固体は、頭が良いから大きくなれる
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ジャンプを繰り返し、抵抗を見せる
その都度ロッドを水面に平行に下げてラインのテンションを保ったが
この大きな虹鱒との距離が近すぎたのか、それとも焦って自分のペースに
持って行けなかったのか、#12のカディスはヤツの口から外れてしまった

悔しくて、スグにキャストする
何も無かったように沈黙する水面に#12のカディスがポッカリと浮いたと思ったら
またスグに消えた!

もう一匹いた! それも水面を割る事無く静かに吸い込んだ!
まるで神隠しにであったこのように消えるフライ・・・不気味である

僕は落ち着いていた、慎重に寄せて上流に登らないように体をいれてプレッシャーをかける
浅瀬に入れて、背中のネットをマグネットから外し、1匹目よりは大きくないけど
虹鱒の頭にネットを向けた

その瞬間、ヤツにはまだまだパワーが残っていたいたようで、僕の手前1mくらいで
目の高さまでジャンプ!口からフックが外れる瞬間を僕に見せつけ
水中に消えて行った。

唖然、呆然、この時の心境は言葉では言い表せないくらい、悔しかった・・・・
このヘタくそ!何やってんだ! 自分を自分で罵った

阿寒川でも同じポイントで2バラシと、ここ最近はバラシ地獄に嵌ってるようだ
なぜに、ここまで良型のニジマスに縁がないのか・・・尽いてないのか、呪われてるのか?
考えれば考えるほど、自分が腹立たしく思えるし気分も落ち込む一方である。

気分を変えて、次に向かったのは、ダムに流れ込む上流域
近代的なダム湖から遡上する、サイボーグのように銀色に輝く固体
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源流の虹鱒とは、明らかに違う鮮明で透明感のある美しい魚体

何をもって虹鱒の“美”を唱えるかは、その水の色のみぞ知ると言ったところでしょうか
源流の虹鱒もダム湖から上がったレインボーも同じ魚種

どちらが好みかと言えば、都会で育った僕はどこか機械的で銀色に輝く
ダム湖原産のレインボーが好みなのは、否定できない。

この日も、たくさんのドラマが目の前で起きた
ハッピーエンドで終わる渓流劇場のドラマは、自分には少ないような気がする。

運も実力の内、まさに諺どうりなんだと自分のヘタさに肩を落とし家路についた
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by flymagic | 2007-06-18 23:10 | flyfishing
阿寒湖2007 4日目 (諦めなかった阿寒湖)
阿寒湖最終日、今日も3時30分起床。
ホテルの朝食の時間まで、Lt_cahillさんとロッドを振る
昨日からまったく釣れなくなってきた阿寒湖はこの日の朝も状況は変わらず無風でベタ凪

僕には昨日の午後から、鱒からのコンタクトは何も無い
相変わらず釣れないのである

硫黄山川のインレッドでは時おり、回遊の群れに当たる事がある
僕はその事実を信じ、Lt_cahillさんとロッドを振り続けた

インレッドに立ちこんでいたLt_cahillさんに、ニジマスがヒット!
僕も昨日から、阿寒湖でニジマスを釣りたいと願っていたが
その願いも叶わず、その代わりにLt_cahillさんが美しいニジマスを見せてくれた

その後、沖の方で白波が立ったな・・・と思った瞬間に強風が吹きだした

ホテルの朝食の時間なので、ホテルに戻り朝食を食べながら
杉坂さん達と、これからどうするか相談した

杉坂さんは山菜取りも兼ねて、ヒョウタン沼に行くという
この強風の阿寒湖ではロッドを振ることは無理だと言う、
僕も誘われたが、この日は札幌まで帰らなければない。
午後1時には阿寒を出る予定でいたので、10時半出発のヒョウタン沼には行く事が出来ない

泣く泣く、Lt_cahillさんと杉坂さんに別れを告げ
彼らはヒョウタン沼へ、僕はラストの2時間半に阿寒湖で勝負を賭ける事にした
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阿寒湖の温泉街は物凄い強風で、店先の旗も飛ばされそうな勢い
僕はホテルを出て、一人で風裏になる場所を探して歩き続けた
ロッドをまともに振れなくてはお話にならない
釣った実績の無い場所でもかまわない、そう考えて歩いたが
向かい風の強風はどこまでも着いて来る。

行き着いたのは、今朝Lt_cahillさんがニジマスをヒットさせたポイント
風裏という訳ではないが、ワンドの中に向けてならキャストできそうな風向きだった

インレッドに立ちこむ、でも奥までは入らない、掛け上がりから魚に見えない位置が
ボーダーライン。 それ以上、立ちこむとその時点で釣りは終了である。

時間はすでに、11時30分。 釣れる時間帯ではなかった。
バックキャストでラインに風がぶち当たる、フォルスキャストは1回だけ。

そして1投目に奇跡が起きた
40cmクラスのアメマスが、黒い悪魔のフライの餌食になったのだ。
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速攻で撮影を済ませ、2投目でまたアメマスがヒット!
サイズは同じくらい、群れがインレッドに入っていたようだ
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入れ食いである。
これが阿寒湖の醍醐味だぜ!と一人でニヤつきながらLt_cahillさんが
隣にいたら2人でお祭り騒ぎをして釣りまくったのに・・・ちょっと寂しくおセンチになったが
哀愁に浸ってる場合じゃない!
釣れるは釣れる!少なくとも3投で1匹はヒットする
写真など撮ってる暇は無い。今回の阿寒湖釣行で今が一番釣れてる時だ。
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この状況は1時間ほど続いた。
さすがに、同じフライだと飽きてくるのかアタリが無くなる
フックサイズを落とし、ソフトハックルフライを漂わせればまたヒット!
最終日の阿寒湖は僕を見捨てなかった
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ヒョウタン沼に入ったLt_cahillさんや杉坂さん達も良い思いをしたようだ
最後は一緒に釣りが出来なかったけど、これが最後じゃない。

また次回、この阿寒湖で一緒に釣りをする姿を思い浮かべながら
阿寒湖の深々と一礼して、僕はランクルを札幌に向けて走らせた。

毎年違った表情で迎えてくれる阿寒湖、来年はここでどんなドラマが展開されるのだろう。
もうすでに、来年の阿寒湖釣行が待ち遠しく思う今日この頃です。
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by flymagic | 2007-06-17 18:00 | flyfishing
阿寒湖2007 3日目(雄阿寒岳と大きなアメマス)
静寂をたもった湖面を雄阿寒岳の山裾からゆっくりと昇る朝の日差しがキラキラと照らしだすと、水面に真っ直ぐに伸び落ちるフライラインの着水による波紋が
釣れない予感をどこからか連れてくる。
ほんとうは、もう少し風が吹いてくれたら、僕の気配も気付かれずに済むのに…
そう、ピーカンでベタ凪の朝は良い思いをさせてくれた事がない…

いつかは奇跡が起こってくれないものか、と願いながらも新鮮な朝日を浴びながら
湖面にただ、佇んでいるだけでも気持ちが穏かになっていく。
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スキー場でピステンプーリーの助手席に乗せてもらい荷台にROSSIGNOLの板を括り付け
新雪が降り積もった夜明け前のゲレンデを登ると向かいの山の陰から
コントラストが鮮やかな朝日が燦燦と山々を照らしだした・・・・
そんな昔の記憶が、今日の朝日を浴びていると鮮明に蘇ってくる

夕日の雄大さや月光の神秘的な光も好きだけど、短い時間でしか味わえない
朝日には全ての生物の生命の鼓動を躍動させる不思議な力があると思う。
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阿寒湖では予測の付かないドラマは突然おとずれる
黒い悪魔のフライを思いっきり遠投して、20カウント
タイプ2のシンキングラインはゆっくりと沈みながらも、湖底に貼り付いたのを
見計らってスローなロングストロークでリトリーブを開始して直後の出来事だった
「グングンッ!」とアメマスの確かなアタリと共にロッドを立てた
「重い!」 それがこのアメマスの第一印象
あまりにもトルクフルな首振りがロッドを伝わって、僕の心臓まで揺れ動かすようだ。
近くまで寄せた時に水面に出た巨大な尾鰭が、朝日の逆光で黒ずんで見える
激しく抵抗する、この大きなアメマスはそう簡単にネットに納まってはくれなかった
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2度、3度とランディングに失敗したが、気持ちは落ち着いていた
何時もなら、大きなサカナをかけるとついつい慌ててしまうが柔らかなな朝日に
照らされてる僕の時間はユックリと流れ、大きなアメマスとのやり取りを楽しむ事ができた。
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どんな状況でも、何が起こるか分からない、阿寒湖のドラマはとてもスリリングだ

・・・・・・・・・・阿寒湖2007 4日目へとつづく!
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by flymagic | 2007-06-12 22:56 | flyfishing
阿寒湖2007 2日目(黒いフライ)
僕は阿寒湖で黒いフライを結ぶ時は虹鱒を釣りたいと思う時。
阿寒湖での2日目、この日も例に漏れず虹鱒を釣りたいという欲求が沸いてきたかどうか
はあまり覚えてはいないが、フライボックスから黒のマラブーのフライを取り出していた。
正直に話せば、いつも結ぶオリーブ系にフライでは
まったく釣れなかったのが1番の理由だけど・・・
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阿寒湖に向かう前日の夜に、屈斜路湖用に巻いたフライだけど
皮肉にも屈斜路湖では黒はハズレて阿寒湖で多く使うオリーブ系のフライが
僕に限らずみんな良く釣れていた.
フライを始めだした頃に雑誌に載っていた阿寒湖で釣れるというフライを見よう見真似で
巻いて阿寒湖に持ち込んだが、そんなビギナーの僕に簡単に阿寒湖の魚は釣れなかった。
その時にお会いしたかなり年配のフライマンの方に
アメマスはオリーブ、ニジマスは黒だよ、この色を使い分けてポイントを休ませながら釣れば
きっと良い魚に出会えるよと教えられて以来、この2色のカラーを阿寒湖では
使い分けニジマスがヒットする時はやはり黒系のフライが多かった事を思い出した。
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そんなフライをプレゼンテーションするのは、K・Bullet XD#8
10.6ftのセミダブルハンドだけど、シングルの9ftに1ft半のエクステンションパットが
付いていると言えば分かり易いだろうか、通常はグリップの上を持って手返し良く
キャストして飛距離が欲しい時はグリップの下側を持ってキャスト
デープウェーディングでホールが出来ない時はダブルハンドで・・・と
杉坂さんが阿寒湖の為に開発した画期的なロッド、勿論1日中片手で振っていても
疲れる事無く快適に釣りを続けられるのも素晴らしい、当然ロングキャスト&パーフェクトターン
性能も優れていて、実際によく釣れるロッドだと思う
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6月上旬とは思えないほど気温も上がり天気が良すぎるといえば贅沢な話だが
釣りをするには、ちょっと天気が良すぎる阿寒湖での2日目
黒のマラブーのフライは面白いようによく釣れた
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支笏湖や屈斜路湖などの透明度の高い湖では黒が効くという話は聞いたことがあるが
阿寒湖のような濁りのある湖でも、こんな陽気の日は強い日差しの影響で
透明度が高くなる現象が起きてるのだろうか・・・?
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備えあれば憂いなし、黒のマラブーを巻いてきて良かったとニヤ付きながら
この事実をLt_cahillさんに話したら、僕の黒いマラブーを奪われた事は言うまでも無い・・・
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                           ・・・阿寒湖2007 3日目へとつづく!
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by flymagic | 2007-06-12 00:19 | flyfishing
dry de nijimasu
連載しています阿寒湖2007シリーズも小休止、今回は道南でのニジマスのお話です。

気が付けば2007年も、もう半年が過ぎようとしています
今シーズンは海アメに始まり、十勝川のアメマス、近場の湖でのブラウントラウト
阿寒湖のアメマス、その間で海のサクラマスや屈斜路湖のサクラマスと
けして多くはないが、幸運にも鱒達に出会うことができた。

そんな中で僕が今シーズンまだ出会ってない鱒がある、それは虹鱒。
阿寒湖でも虹鱒には見向きもされず、期待に胸を膨らませ歩いた阿寒川でも
1つのポイントで2連続ヒットさせたがジャンプして僕の顔を見た瞬間にイヤイヤされて
2連続ばらしと、僕と虹鱒の距離は遠のくばかり・・・
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早く虹鱒に合いたい。それもできれば渓流で大きくは無くても、
ドライフライでスカッ!と気持ちよく釣りたいものだ・・・

週をまたいで4日間の阿寒湖釣行から戻って、初めての週末
体を休めながら画像の整理などをする予定でいたが
好天と友人に誘われるがままに、ドライフライで虹鱒を釣りたくて
友人のKAZUさんと金曜の深夜に道南方面に向けて車を走らせた
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道南の渓流と言えども、まだ水温は低くライズは皆無。
それでもドライフライを流す、それも大きなドライフライをここぞというポイントを
めがけてキャストし続けた。

流れの淵をフライがトレースした時、底の岩陰から虹鱒が出てきてフライを観察してるようだ
きっと次に出る、もう一度同じラインを流すとその虹鱒は目にも留まらぬスピードで
急浮上してフライにアタックしてきた
そこで気の早い僕は、いつもの早合わせ・・・フライは虹鱒の口に掛かる事無く
僕の後ろの木の枝にしっかりとフッキングしてしまった・・・・
そんな事を繰り返しながらも、ポイントをドライフライで叩いてシツコイくらいに
流しまくる、シビレを切らして虹鱒がフライにアタックしてくる
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今シーズン、ドライフライで初めて釣った虹鱒
ここでは数匹の虹鱒に合う事ができたし、移動した藪川では感覚が掴めないながらも
たくさんのヤマメやイワナにも出会うことが出来た。

北の大地もドライフライで釣れる時期がいつの間にか来たようだ。
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by flymagic | 2007-06-11 00:00 | flyfishing
阿寒湖2007 1日目(阿寒湖編)
鏡のような湖面の屈斜路湖を後にして、僕らは阿寒湖へとランクルを走らせた
途中、阿寒川でロッドを振ってみたけど、今日は土曜日
きっとたくさんの先行者が入ったのだろう、阿寒川は淡々と流れ沈黙を保っていた

阿寒湖に着くと宿泊先のエメラルドにチェックインして、少しだけ休憩をしながら
夕方までどこでロッドを振るか考えた、阿寒湖では風向きがポイントになるが
あまりにも風が強すぎるような気がした

風裏になって、尚且つ風が溜まるポイントは無いかと阿寒湖での過去の記憶を辿る
時間も午後4時、渡船はもう時間がない

そうだ、あそこなら釣りになるかもしれない
そう思い立ち僕は硫黄山川近辺を釣る事にした

Lt_cahillさんに、一級ポイントのインレットをゆずり
僕はワンドの端のアシの生えてるポイントに立った

ここは、僕が初めて阿寒湖のアメマスと出合ったポイント
とても思い出深く、ここに立ち込む度に思い出が鮮明に蘇ってくる

ワンドの端には小さな流れ込みが2つ入っている
川とは言えない程の、ほんの小さな流れ込み
そんな流れ込みにさえ、ワカサギの群れが水面が真っ黒になるくらい群れているじゃないか
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今年の阿寒湖は間違いなくワカサギが多すぎる
産卵で川に上がる群れには混雑してる川を避けて、流れ込みのようなチョロ川や
ひどい場合は湖の砂浜で産卵活動を終えてしまうありさま・・・
当然ワカサギの死体は湖面や湖底にビッシリと漂い、阿寒湖は食卓テーブルから
溢れんばかりのご馳走で、鱒達の食に対する欲求も満たされすぎてるようだ。

釣れてない阿寒湖の現状はワカサギの異常発生が一つの要因となっているようだ

そんな状況下でも、阿寒湖は裏切らない
阿寒湖で初めて出合ったアメマスと同じポイントで、あの日と同じように
阿寒湖の黄金のアメマスは僕のフライにアタックしてくれて、最高のファイトをしてくれる
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釣れないと言っても、それは上を見れば限がない
釣れてない状況では、1尾づつの希少価値という価値観に対する個々の拘りさえあれば
釣りを楽しむ事ができるんだと思う。

そしてこの日の夜、チームK・Bulletの総会は日付が変わるまで楽しい話は尽きる事無く
延々と盛り上がった・・・僕とLt_cahillさんは2日目の早朝の釣りは諦めて温泉ライフ
を満喫する事にした・・・阿寒湖2007 2日目(黒いフライ)へとつづく!
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by flymagic | 2007-06-10 00:18 | flyfishing
阿寒湖2007 1日目(屈斜路湖)
阿寒湖釣行の1日目は、前日までの阿寒湖では状況があまり良くない事から
杉坂研治さんの提案で、僕達は屈斜路湖を訪れてみた。
この東側のポイントはヒメマスの回遊が多く見られるポイントだが、良型のアメマスも釣れている情報だった。
岸際から20m以内で多数の鳥達が低空飛行してハッチする水生昆虫を探し回ってる
サカナの気配がするポイントで俄然やる気が沸いてくる。
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杉坂研治さんLt_cahillさん、チームK・Bulletのみなさんと総勢8名で
ロッドを振ってみることにした。
全員が初めてのポイントでサカナの回遊ルートや地形が分からず
分散して入ってみたところ、一定のポイントでヒメマスがヒットしだした。
岩盤の湖底では、一気に落ち込んでいる場所が出来る為、その辺りがマスの回遊ルート
のようだ。 僕もその近くに入れてもらいロッドを振らせてもらった。
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しばらくして、隣で釣っていたLt_cahillさんに屈斜路湖でのファーストヒット!
水面を凄まじい勢いで逃げ回りジャンプの連続で、Lt_cahillさんも楽しそうだ。
ネットに納まったのは、30cm程のヒメマスであった、このポイントでは
かなりの数のヒメマスが回っているようだ。

地元のフライマンはスペイロッドでルースニングという屈斜路湖ではお決まりのスタイルで
岩盤の淵についているアメマスを狙っているようだ。
時々、マーカーが沈み良型のアメマスが釣れていた。

一人で離れた場所でSD#10でロングキャストをしていた杉坂さんにもヒメマスがヒット
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2人で岸に上がり、写真を撮ったりして屈斜路湖について会話も弾む
しかし業界の有名人だけあって地元のファンにサインをおねだりされ快く
ノートにペンを走らせていた。
見た目からはちょっと想像もつかない、彼の面倒見の良い優しい性格に惚れこんだ
ファンも多いことだろう、少なからず僕もその一人だけどね。

フィッシングガイドのジェルソンさんは、華麗なループでキャストしてヒメマスを
連発させていた、彼に「ココ・サカナイマ~ス!トナリ二・オイデヨ~!」と呼ばれ
近づくと、「オ~ニホンデハ・ミタコトノナイ・サカナ・ツッチャイマシタ~」と叫んでるではないか、
見てみると、それはウ・グ・イ・・・世界中のビッグトラウトやターポンを釣っている
彼にとってはさぞかしショックな出来事だったであろう・・・みんなからは、それは
「ジャパニーズ・ブラウン・ボーンフィッシュ」と言われ、周りは笑に包まれていた。
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楽しい時間は過ぎ去り、鱒達も回遊も遠くなってしまい
総勢8名では入るポイントが限られるので、僕らは二手に分かれて場所を移動する事にした。

僕達が向かったのは、林道側の河口のポイント
Lt_cahillさんは、流れ込みの流真に立ちこみK・Bullet SD#10を持ってロングキャスト
しばらくして、良型のアメマスがヒット!
僕も隣に入りキャストするが、釣れてくるのは、ジャパニーズ・ブラウン・ボーンフィッシュ!
飛距離が足りないのかと思いK・Bullet XD#8から、Lt_cahillさんのK・Bullet SD#10
に持ち替えて、超ロングキャストを試みるがそれでもやっぱり釣れるのは
ジャパニーズ・ブラウン・ボーンフィッシュの3連発!
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Lt_cahillさんは数匹のアメマスと出会うことが出来た
遥々、東京から来た甲斐があって良かったと2人で大喜び!
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子供のときに戻ったかのような、彼の無邪気な笑顔が今でも忘れられない
ここに連れてきて正解だったとホッとすると共に、ジャパニーズ・ブラウン・ボーンフィッシュの
ヌメリが手にこびりついている不快感が心の中で交錯する僕がいました・・・・

すっかり忘れてましたが、屈斜路湖で出合った魚種の不明なこのマス
ヒメマスの回遊のポイントでヒットしたから、大きなヒメマスかと思ったけど
目がヒメマスとは明らかに違う、ニジマスにしては顔の形も違うしレッドバンドも無いような
気がした・・・とりあえず撮影して、ホテルに帰ってもどうも気になる・・・
いったい何なんだろう? やっぱり、ヒメマスなんだと思い込んでいた。
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当日、寝る前に杉坂さんの部屋にカメラを持って行き、鑑定してもらうと
「これ、サクラマスじゃん!」の一言。屈斜路湖に詳しい友人にも聞いてみたら
やはり屈斜路湖には少数ながらサクラマスは生息するそうだ。
しかし、フライフィッシングでヒットするのは稀で、とても貴重だよと言ってくれた。

僕は屈斜路湖にはサクラマスは居ないと思い込んでいた、サクラマスのサの字くらい
頭の中にあれば、もしや・・・?と思っただろうけど、この予想外の1尾との出会い、
それもサクラマスとなれば、やっぱり嬉しいですね!
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阿寒湖2007 1日目(阿寒湖編)へとつづく!
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by flymagic | 2007-06-08 00:32 | flyfishing
阿寒湖2007 序説
6月2日から5日までの4日間の阿寒湖での釣りを終え
今日から現実の世界に戻ってきました。

ワカサギが大量発生してる阿寒湖は、昨年よりも状況が良くなかったようです

産卵を終えて川から湖に流下するワカサギの量は今までに見た事の無い位
凄まじい量でした。 潮目に添って漂うワカサギの死骸は帯となり
どこまでも続いているありさまで、阿寒湖の鱒達も食べ物に困らない環境で
ワカサギドライはおろか、ユスリカのスーパーハッチがあってもライズ一つ無く
釣りにくい状況でした

そんな状況でもこの2人のおかげで、今年の阿寒湖釣行も楽しい時間を
過ごす事が出来ました。
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4日間分の画像の量も多く、これから画像を整理しながら4日間を思い出と共に
振り返ってみようと思います。


予告編
阿寒湖釣行の1日目は、前日までの阿寒湖では状況があまり良くない事から
杉坂研治さんの提案で、僕達は屈斜路湖を訪れてみた。
このポイントはヒメマスの回遊が多く見られるポイントだが、良型のアメマスも釣れている
情報だった・・・・でも僕のロッドにヒットしたのは・・・・屈斜路湖にこんな魚が居たのか・・・・
同行のジェルソンさんも上手な日本語で、
「オ~ニホンデハ・ミタコトノナイ・サカナ・ツッチャイマシタ~」と皆を笑わせてくれた
・・・・つづく!
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by flymagic | 2007-06-06 21:04 | flyfishing