気ままにキャスト
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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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カテゴリ:イトウ( 18 )
石狩川イトウの会 UHBスーパーニュース
北海道文化放送UHBさんは、ちょっとしたドキメント番組風に仕上げてくれました!

僕も出演してますがw

そんな事よりも自分が撮影した画像でたくさんの人がイトウを通じて自然への理解を深めてくれたら嬉しいです。

3分程の放送でしたが、内容は濃いと思います。



僕のFacebookで詳しい内容が順に見れます
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004953151454
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by flymagic | 2014-05-12 19:54 | イトウ
道北の幻 【第十三章】
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久しぶりにランクルの荷台にキャンピングベットを設置し、K・BULLET SD1764-#12/13を握りしめ家を出たのは月曜の正午近くだった。

深川インターを左に折れて秩父別で高速を降り、朱鞠内湖経由で道北の本流を目指す。

幌加内では33℃、美深では32℃と季節は春の余韻を残すことなく真夏へとチェンジしていくようだ。


道北の本流に着いたのは午後4時を過ぎていた頃だが、夏至も近い事もあって午後7時過ぎまでロッドを振れると目論んでの2日間の釣りのスタートだった。
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最初は河口よりのベストポイントに入ろうと思ったが、平日にも関わらずここは満員御礼・・・中には馴染みの友人達の姿も見れたが、僕の入れるスペースは無いと思い、いつもの上流寄りの左岸に入った。

けたたまし逆転音を奏でるLOOPリールからラインを引き出し、川の真ん中までフライを届ける。
ここでは釣り人の姿は皆無・・・僕はチャンスだと思った。
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初めての出来事に、少し戸惑ったけどイトウの「グン!グン!」と首を振って疾走するファイトは爽快である。

1投目で釣れたイトウは小ぶりだったけど、僕がここで試行錯誤して初めて釣ったイトウも、これくらいのサイズだったと記憶している。
小ぶりと言ったら、イトウに失礼なのかもしれないね(笑)。
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その後も同じようなサイズのイトウが1本釣れたが、今シーズンはベイトの群れと数がとても多く、イトウもウヨウヨト岸際を泳ぐ姿が見受けられた。

そんな事を楽しんでいたら、辺りは薄らと暗くなり始めていた。



2日目。
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東の海から雄大に昇る朝日を見るのも僕にとっては、この地へ足を運ぶ理由の1つだったりする。
これが初日の出だとしたら、何をお祈りするのかは決められないけどね(笑)。

2日目は札幌から友人も来たり、ここで馴染みの友人達とも会ったりして楽しい時間を過ごすことになる。
こうなると僕の場合は、ロッドを振る回数は激減し座り込んでイトウ談義をする時間が多くなる(笑)。
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まぁ、コンスタントに釣れてるのなら僕のその気になってイトウを狙うのだが、2日目は午前10時過ぎまでは誰一人として釣れて無かったのだ。

僕達9名で釣る対岸で1本釣れたのが、そのくらいの時間・・・それからしばらくは沈黙が続く。
相変わらずベイトの群れも数もハンパじゃないくらい多い。
天気も良すぎるし、イトウは食糧に困ることなく怪しげなフライには見向きもしないのかもしれない。
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ベイトは居なくても活性が下がって困る事になるが、多すぎても釣れない要素になるんだなぁと思う。

干潮の時刻が過ぎて流れも止まる直前の頃、ベイトに色やサイズを似せたゾーンカーを切り、友人サクちゃんの巻いたフライをティペットに結んだ。
何をやっても釣れないときに彼のフライを結ぶと釣れる・・・という事件が今までも多々あり僕は彼のフライに何度も助けられた(笑)。

フライマンなら自分の巻いたフライで釣りたいという観念があるのは当然だけど、僕にとっては友人の巻いたフライをティペットに結ぶのは友人に敬意を表する意味でもある。

そしてジンクスは、また当たる事になる。
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ガイドの千葉さんが差し出すネットから何度も逃げまわり、何度もジャンプするイトウにはヒヤヒヤしたけど腕がダルくなるくらいファイトを楽しませてくれた。
イトウはベイトを鱈腹食べている事だろうからヤル気満々で元気だった(笑)。
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当然、産卵に参加したイトウだろうけど見事にコンディションは回復していて、体高というか太さにはみんな驚いた。
やはり海を知るイトウは豪快である。
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今年のイトウは太い! これからも豊富なベイトを追い回してまだまだ太くなる事だろう。
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「釣れてくれてありがとう!」と心に中で何度も呟きながらリリースで終了する。
手から離れてて尾びれを2、3回振ったかと思うと茶褐色の水中へと悠然と消えていく姿は、やはり淡水の最強だと思う。
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                             6月11日、12日 道北の本流にて
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by flymagic | 2013-06-12 23:14 | イトウ
道北の幻 【第十二章】
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今シーズンも、こうして道北の幻シリーズを投稿できる事に感謝しなければならない事だろう。

そう今年もイトウの釣りが始まる季節になったんだと。

5月16日の深夜、道北へ向けて友人と二人でランクルを走らせる。

いつもなら高速で士別剣淵までのルートを選んでいたが、今回は深川経由で朱鞠内湖付近をとおるルートを走ったが、こちらのルートの方が距離も短いし時間も短縮出来るように思えた、それに何よりも燃費が良い。
士別剣淵ルートで往復すると、ランクルでも無給油で走り切れるが燃料はギリギリで、ちょっとヒヤヒヤする事になる。
今回は無給油で往復できて、燃料もかなり余裕があったのだから財布にも優しいルートなのだろうね。
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道北の本流に着いたのは夜も開けて間もないころだった。
ここで見る東の海から登る朝日はいつ見ても、その日のドラマを予感させる。
ただ、放射冷却という言葉が今の時期に合うかどうかは別として0℃という気温には、ちょっと戸惑った(笑)。
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僕達は河口のポイントに並んで入ったが、予報では弱風だったけど上流から吹く風は時間の経過と共に勢いを増し、それはやがて前方から強く吹き続けた。
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朝方は0℃だった気温も急激に上昇して、午前中で15℃とウインドストッパーのフリースは必要ないのかもしれない。

平日の釣りとあって釣り人もまばら・・・遠くで釣ってた人が何か釣れたようだけど、イトウかアメマスか・・・何かは分からない、僕の見る範囲ではロッドが曲がったのは、その釣り人だけで活性の低い日だった。
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朝の冷え込みから急激な気温の上昇による雪代の流入による水温の低下、それに強風と悪い条件が重なったからだろうか。

ゴゴッ!グン!グン!と突然ロッドに生命反応があったのは、いつもの通り突然の事。
それは一瞬でイトウのそれでは無い事は分かったが、僕にとっては今シーズンの初ヒットで今更ながら今回が今年の初釣行なんだから。
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そこそこのサイズのアメマスだったけど、この川のサイズと手に持つ13番ロッドからしたら、やはり太いイトウで無ければ何も似合わないと思った。

ただ、ハンドキャッチした穢れ一つない純白なボディーのアメマスは嬉しかった事には代わりない。

残念ながらイトウには会えなかったけど、幻を追う釣りにこの結末は付いて回るものだから仕方ないね(笑)。


                                    5月17日 道北の本流にて
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by flymagic | 2013-05-20 20:17 | イトウ
道北の幻 【第十一章】
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満月の夜、道北へ向かう高速道路を1人でランクルを走らせる。
今日は大潮で気温も高めの予報なので、一年ぶりのイトウとの出会いに期待を膨らませていた。
ただ、風が強いという予報がちょっと気がかりだけど・・・。

到着したのは午前3時。
太陽は雲に閉ざされ夜明けは遅いようだけど、薄暗い中そそくさと準備を済ませフィールドへと向かう。

最初に入ったのは河口域右岸側のワンド。
既に2人のルアーマンがロッドを振っていたけど、きっと暗いうちから釣りをしてたんだろう。
話を聞くと、まだイトウからのコンタクトは無いという事だった。

強烈な南西寄りの向かい風はキャスティングを困難にさせる。
ここでは10投もしただろうか・・・釣れる要素が無い場所に見切りをつけて、いつのの左岸側へ移動することにした。
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釣りになる場所はココしかないと思ったのは僕だけでは無いようで、平日にも関わらず10名ほどの釣り人が立ち並んでいた。

今度は右後ろからの強烈な風にバックキャストでラインを伸ばせず、気持ち良いキャスティングは出来なかったけど、まぁなんとか釣にはなりそうだった。

水面は風で波立ちボイルも有るのか無いのかも分からないけど、絶対に釣れるという気持ちを持ち続けキャスト&リトリーブを繰り返した。

フライを明るめのオリーブに変えて一投目で僕は1年ぶりにドッシリとしたトルクフルなイトウの引きを味わう事となる。
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LOOPリールの甲高い逆転音を聞いて隣で愛犬を連れて釣りをしていたフライマンさんがネットを持って駆け付けてくれた。
すると愛犬のゴールデンレトリバーも一緒に観戦(笑)。
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無事にネットインした80cmのイトウを、物欲しそうな顔で見つめるレトリバーはメチャクチャ可愛かった。

1人でのイトウ釣りでは大きなイトウのネットインが不安だったけど、隣に良心的な方がいらっしゃってくれて助かった。

ランディングに写真撮影までやってくださり、この場を借りてレトリバーさんに感謝いたします!

次はレトリバーさんも大きなイトウをヒットさせた。

次は僕がネットを持って駆け付けランディングをお手伝いさせていただいた。
この助け合いがイトウの釣りの魅了でもあると思う・・・なんたって、ここに居る人の思いは皆同じなんだから。
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その後も小型のイトウのスピード感あふれるファイトを楽しんだ。
重量感こそないけど、ニジマスのように走り回る小型のイトウは嫌いじゃないんだよね(笑)。
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日も高く登った正午近くには風も一層強くなり、今回のイトウの釣りを終了することにした。

産卵のダメージも回復傾向にある道北のイトウシーズンは始まったばかりで、これからもっと感動的なドラマがあることに期待する次第。
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                                        6月4日 道北の本流にて
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by flymagic | 2012-06-04 23:43 | イトウ
11時間の沈黙
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6月11日午後3時。
午前4時から釣り始めて11時間がたったその時、リトリーブする左手がガツン!と止まり
ティボーリールの逆転音は鈍く低く唸り、大きなイトウとの数分間の格闘が始まる。

ここは日本海に流れ込む道北の本流の下流域。
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川幅はいつも通っている道北の東側の本流の4倍も5倍もある。
僕がここを訪れたのは今回で2回目、1度目は下見程度の時間しかなく30分くらいロッドを
振っただけだった。
当然、30分や1時間ロッドを振ったくらいでイトウが釣れるほど甘いポイントでは無い。
このポイントに詳しい帯広の友人にいろいろ教えてもらったが、全国からここに通ってくる方達の情報によると10回通ってきて1本釣れたら良い方だと言う。
あの東北の有名ルアーマンもメーター級をここで2本釣っているが、先日は1週間いて
釣れないで帰ったと聞いた。
ただ、ここには小さいイトウは少なく釣れたらデカイ。
もちろん大河たる故、それはいつ来るか想像もつかず油断は出来ないし気も抜けない。
僕がいつも通ってる場所のイトウとは1本の価値が全然違うし、イトウ釣氏ならこの大河で
イトウを釣る事に高いプライドを持っている方も多い事だと思う。
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友人たちと夜明けほぼ同時に到着し、吸血昆虫の猛攻に遭いながらロッドを繋ぐ。
今日もK・Bullet SD17.6ft #12-13を選択した、長丁場になるからカラダに優しい
SD16ft#12-13かSD15ft#10か迷ったが、イトウを釣る時はやっぱりコレでしょう。
ラインは友人のお勧めでタイプⅥのシューティングヘッドを軽量なティボーリールにセットした。

大河に立ち込みイトウに出会える事を祈ってキャステイングに入るけど、
数時間経っても釣れる気もサカナの気配も無くアタリが有るのもサクラマスだけだった。
ただ足元には無数のウグイや川カジカの稚魚が居て、イトウの捕食対象になるサイズを学ぶ事が出来た。
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仲間たち4人で6時間もキャステイングを繰り返し続けてもドラマは何も始まる事無く
岸に上がり休憩を入れラインのシンクレートやフライの適正にあれこれ悩む。
この時点でラインをタイプⅥから、いつものタイプⅢに交換した。
特に変える必要は無かったのだろうけど、何か変化を付けないと釣れる気もしないし
集中力も持続しなかった・・・それほど、ここで釣れるイトウはとても遠く感じた。
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釣りを再開してスグにとなりに居たサクちゃんのロッドが弧を描いた。
その瞬間、彼はサクラマスがヒットしたと思ったみたいだけど、ロッドティップの動きは
外道がヒットしたのではなく、間違いなくイトウがヒットした動きだった。
釣れない時間く釣れる気がしない釣り場で仲間の一人が本命をヒットさせると
その反動でお祭り騒ぎとなり歓声が上がりテンションも上昇する。
僕はラインを巻き取りネットを持ってサクちゃんをアシストする、彼にはいつも僕のサカナを取って貰ってるから今回は僕が彼の大きなイトウをネットに納める。
普段はクールで冷静な彼も今回は嬉しさを前面に出して大喜びであった。
もちろん僕たち3人もリリースが終了するまで、まるで自分が釣ったかのようにテンションは高かった。
それにしても93cmのイトウは迫力があり威厳があった。
やはり海を知るイトウは太くネイティブなオーラを出していた。
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その後は何も無かったかのように大河は沈黙を保ち続け、僕たちの体力も限界に達してきた。正午過ぎにお湯を沸かして川原で昼食を取りながら、この大河のイトウの話を帯広の友人にお聞きした。隣では目的を達成したサクちゃんが大イビキをかいて寝ているが、帯広の友人の話を聞いたら,僕は妙に開き直れたのかもしれない。ここは釣れなくて当たり前だけど釣れた時の感動は他のものには代えれない喜びがある。

午後2時30分。
疲れきったカラダにムチを打つように釣りを開始する。
もう腰と背中がダルクて川に立ち込んでいるのもキツかったけど、イトウに会いたいという執念が僕にロッドを振らせた事だろう。
これがイトウの釣りでなかったら、もう帰路に着いている時間なのに・・・

雨が大粒に変わったり、雲の切れ間から薄日が差したり、蒸し暑く感じたりヒンヤリしたりと
数分後とに天気が急変する不気味な日だった。
風向きが正面からやや左手からに変わったとき、タイプⅣに付け替えたラインは
大河の沖の真正面にターンした。
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午後3時、そのラインをリトリーブする左手にイトウの鼓動が伝わりロッドを立てた。
隣の帯広の友人から祝福の声が掛かる。その気配を嗅ぎ付けて寝ていたサクちゃんも飛び起きてネットを持って掛け付けてくれた。
リールのドラグを締めるがイトウのトルクフルな疾走は止まらなく、僕は後ろに下がりながら
深場の駆け上がりからイトウを浮上させる事を考えていた。
友人たちは、またもお祭り騒ぎで喜んでくれている。
無事にサクちゃんのネットに入ったのは82cmのイトウだった。
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薄っすらとしたピンクのグラデーションにシルバーメタリックの魚体は完璧に美しく
今まで出会った、どのイトウよりも大きく美人だった。
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その後、午後5時まで友人たちと粘ったが当然のように何も無く13時間の釣りは終了した。
このポイント全体の釣果は僕とサクちゃんの2本とやや上流に居たルアー軍団の2本の4本だけ。
20~30名の釣り人が入れ替わり立ち代り1日ロッドを振って4本の釣果は良いのか悪いのか・・・
ヒットする瞬間を夢見ながら、黙々とロッドを振り続ける・・・
これがイトウの釣りなんだと実感したが、そもそも釣りとはそれが根底にあるような気がする。
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この次、いつこの場所でイトウに出会えるかは分からないけど、僕はこの大河での
イトウの釣りが好きになってしまった。
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                                6月11日 利尻富士を望む大河にて
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by flymagic | 2011-06-12 23:27 | イトウ
道北の幻 【第十章】
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いつも駐車スペースに車を止めたのは、午前3時を少し回った頃だった。
先週とは打って変わって、夜明けを待つ空は分厚い雲の閉ざされ、
西よりの強風は時折、突風もまじり今日の釣りを不安げなものにしていた。

友人たちと川原にたったのは丁度、日の出の時刻だったけど、
ここでの楽しみの1つである、オレンジ色の朝日は顔を出してはくれなかった。
右からの強風は、斜め後ろから吹いたり後ろから吹き付けたりと
キャスティングは油断できない。
どんな状況でも安定したキャスティングをする技術は僕には無いのだから、
フライを後ろの草に引っ掛けたり、力んでラインを絡めたりとトラブル続きで
情けないったらありゃしない。
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それにしても今日のこのポイントは釣り人で溢れかえっていた。
ポイントに入ったら身動きは取れず、1つの場所でひたすらネバルしか無かった。
この風向きではこの場所でしかまともに釣りにならない事だろうから、
このポイントに密集してしまったようだ。
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午前5時頃。
僕よりも下流にいたサウスポーの友人のロッドが大きく曲がったいた。
12番ロッドは完全にのされてロッドを立てれないほど、イトウのトルクは凄かったようだ。
別の友人と急いで駆けつけネットインを手伝うが、サーモンのように巨体を水面から
はっきり出してジャンプする姿は圧巻だった。
数分のやり取りでネットに入れたイトウは今まで見たことが無いほど太くて大きかった。
ここに足を運ぶこと3度目でイトウに出会えた友人はとても嬉しそうだった。
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それから1時間も経ったであろうか、川は沈黙を保ち続けていたがやっと僕のロッドも
イトウの感触を捕らえる事ができた。
友人の大きなイトウのアタリは、きっと「ドン!」という感じだったと思うけど、
僕のアタリは「グン!」という控えめなものだった。
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ロッドを立ててアワセを2回入れてから、思わず左手でガッツポーズをして
隣にいたサクちゃんにイトウがヒットした事を伝えた。
彼はスグにネットを持って駆けつけ取り込みを手伝ってくれた。
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イトウの釣りでは、このコンビネーションが大切で出来るだけ早く取り込んで
計測して撮影してフックを外してリリースをしなければならない。
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今回はこの1本というか1匹の小柄なイトウにしか出会うことが出来なかったけど、
同行の3人ともイトウの顔を見れたし、友人も大きなイトウを釣ったし有意義な
イトウの釣りの1日だった。
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次回は風が弱く水面から上がる霧に包まれながら、
山陰から登る朝日が見れる事を期待したい。


                                         6月4日道北の本流にて
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by flymagic | 2011-06-05 21:13 | イトウ
道北の幻 【第九章】
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僕のイトウチャレンジ、3年目のシーズンが今日からスタートした。

5月の中旬から天候が良ければ通っていたハズだったのだけど、天気に裏切られ続け
やっと今回の釣行を決意することができた。
ただし、天候には恵まれても潮周りは良いとは言えず、
相変わら不利な条件付の釣行となった。
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午前3時30分。
到着した僕たちを綺麗な朝焼けが迎えてくれた。
河口で付近は相変わらず銀座状態で、きっと夜も明けぬうちから
川に立ち込んでいる事だろう。
しばらく状況を見ていたが、そこでは1本のイトウが釣れていたが確認出来ただけだった。
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やはり潮周りが良くないから川の流れも殆ど無く状況は良くない事が明確になった。

今シーズンも、いつものお気に入りのポイントからスタートする。

ロッドはいつものイトウロッドK.Bullit SD17.6ft #12-13
ラインはSDLタイプⅢにリーダーはフロロカーボン02Xにフロロカーボンの3号を
1mほど繋いで実績のあるゾーンカーを1個だけ結んだ。

釣り始めて1時間が経過したが、周りの釣り人もノーヒット・・・
いつもなら誰か一人くらいは釣れるのに・・・
まったくイトウの気配が感じられず、水面は鏡のようにどこまでも平面を保ち
ワクワクするようなボイルもモジリも見ることは無かった。
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今日は釣れないかもしれない・・・嫌な予感が僕を支配しだす。
たくさんいた釣り人も一人、二人と車に戻っていく、
無理も無い、みんな夜を徹して遥遥ここまで車を走らせてるのだから、
こんな状況では疲れもドッと出てきてしま事だろう。
つまりは僕もカラダがダルクなり、ラインバスケットを外して座り込んで
タバコに火を付けタメ息をついてしまう始末。
ただ、水面の観察だけは集中して見続けていた。

数十分後、川の真ん中付近で、何となくイトウの気配が感じられた。
それも1度ではなく何度も水面が動いたような気がした。
向かい風が吹き始めていたので、あそこまで届くかなぁ・・・?と自信は無かったけど
ラインバスケットを腰に巻きつけ、再びキャステイングを開始した。

でも釣れない。
やっぱり幻覚か妄想だったのだろうか・・・フライを交換しようと思い
リーダーに結んであるフライを切ってフライBOXを開けて何を結ぼうか考える・・・
迷う・・・迷う・・・決めれない・・・こんな時は何が良いのだろう・・・
そんな時、フライパッチに付いていた、友人サクちゃんから貰ったゾーンカーが目に留まった。
何も考える事、そのフライをリーダーに結んで1投目の出来事。
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川の真ん中まで飛んだフライをリトリーブする事、数回で僕はロッドを立てていた。
釣れたの?何で?ホントにイトウなの?
水面下で首を振りながら疾走する動きで、スグにイトウが掛かったと分かったけど、
誰も釣れてない状況での今回のヒットはホントに信じられなかった。
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友人がネットをもって無事に取ってくれた、今シーズン初のイトウ。
サイズは小柄だったけど、今日の僕にとっては最高に嬉しい1本となった。
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幻の魚たる故、絶対数が少なく尚且つ学習能力が高く、
そう簡単には釣れてくれないサカナだからこそ、
釣れた時の感動は他の魚種では味わえない独特の満足感がある。

そんなイトウの魅力に取り付かれて3年目。
昨年に引き続き、夢の続きを追いかけようと思う次第。

                                  5月28日 道北の本流にて
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by flymagic | 2011-05-29 22:12 | イトウ
イトウ釣大会!
今日は石狩川イトウの会主催のイトウ釣大会。
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釣大会というのはタイトルのみで、ホントは水産孵化場の川村氏のイトウ調査のお手伝い。
釣ったイトウのデータ収集というのが本来の目的で総勢22名が朱鞠内湖に集まった。
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ルアーにフライと好みのスタイルで大きなイトウを釣り上げようと頑張ったけど
前夜からの雨で水温が下がったのか・・・・?数日前は良い釣果報告も聞いていたが、
今日のイトウの活性はイマイチで釣果は22分の2という残念な結果だったけど、
これだけ釣り人が集まると実釣もそっちのけで珈琲を入れながらの釣談義がメインになったりする。
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この次のイトウ釣大会はたくさんのイトウが釣れて、多くの情報を提供する事が出来たら良いなと思う。

                                     10月17日 朱鞠内湖北側にて
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by flymagic | 2010-10-18 21:26 | イトウ
秋分の日のイトウ
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秋らしい冷え込みとなった秋分の日。
今朝は5.3℃と秋のイトウを狙うには心地よい気温に僕は感じた。
秋分の日といえば、おはぎを食べる日というイメージが湧いてくるのは僕だけだろうか?
途中のコンビニで一瞬おはぎに手が伸びたが、食べ物に縁起をかつぐクセのある僕はいつもと同じザンギ巻きを買い物カゴに入れ友人と2人で釣り場へとランクルを走らせた。
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夏の終わりかそれとも初冬なのか・・・まぁ、いずれにせよこの時期にイトウが釣れるとは
ラッキーというしか例えようが無いのかもしれない。
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まだまだ水位が低く水温も安定していないので、秋の本格的なシーズンには程遠いけど
イトウの釣れる場所で少なからずチャンスが有るようならば、イトウ釣氏はあのトルクある首振りを味わいたいという欲望に駆られ、無我夢中でキャストを繰り返す。
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今回の釣行にお誘いした友人もコンディションの良いイトウを3本も抱く事ができた。
そんな姿を見ていると、誘って良かったと安堵の気持ちでいっぱいになる。
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僕にもイトウが幸運にもヒットしてくれた。
前回は終了間際の出来事が今回はロッドを振り始めて30分もしないでリールの逆転音を聞くことになる。
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今日はきっとたくさんのイトウが僕達のフライを咥えてくれる事だろう・・・と期待したが、
そんなにイトウの釣は甘いわけが無く、それ以降僕のロッドにイトウの衝撃波は当たる事無く
沈黙は深く長くどこまでも続いた。
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コンディションの良い秋のイトウ。
春のイトウの釣のように、そう易々とは釣る事は出来ないだろうけど今年の秋はここ通う事が多くなりそうだ。
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                                     9月23日 秋分の日 

                
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by flymagic | 2010-09-24 00:19 | イトウ
夏のイトウ 【ドラマはラスト15分】
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9月も中盤を迎えようとしてるのに、相変わらず気温の高い日が続いていて
今シーズンは釣りに行っても、季節感がピンとこない。

友人と2人で未明の高速を走る。
先週も同じ道を走ったが、今回行く目的地は前回とは違い
僕はもちろん、友人も初めてロッドを出す場所だった。

イメージからロッドの番手や長さ、ラインのシンクレートやフライの種類・・・・
あれこれ何度も電話で相談したりしたが、結局そのポイントに該当すると思われる
全ての道具をランクルの荷台に詰め込んだ。

3時間弱で到着して、トラックに荷物を積んで移動して小さな船に乗って
渇水で水位も下がり流れも無くなっているポイント着いたのは午前7時を過ぎた頃だった。
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初めてのポイントで何の前例も無く渇水でアオコが異常発生している止水の流れ込みで
タックルの選択を悩みだしたら、僕の頭の中はは収集が付かなくなり
釣りをしてても、コレで良いのだろうか?という不安な気持になり釣れる自信が無くなる始末。
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とりあえず、今回も前回同様に、
ロッドはK・BULLIT SD14ft #8に7mのパワーヘッドタイプⅡを巻いたリールをセットした。
まぁ、早い話が考えるのが面倒になっただけなんだけども・・・。

水面は一面にアオコが多い尽くし、水中の中のものは一切見えない状態だった。
しかも湖底はスリットのような淵が何本も入っていて、いきなり崖になっている場所が
多々あるから絶対に1人にならないで注意するようにと念をおされていた
もちろん背の立つような深さでは無いので、恐る恐る爪先で地盤を確認しながら
ウェーディングをしたが、朝一番で僕は深みの崖に嵌ってしまった。
幸いスグに水中でカラダを反転して左手で崖の突端に
手をかけたから大事には至らなかったけど、
この湖底は背後に感じるヒグマの気配より怖かった。
なんせ、どこに地雷が隠されてるか分からないようなものだったから。
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そんな事もあってすっかりペースを乱してしまったが、今日はまだ始まったばかり、
そして午前8時、隣で釣っていた友人のロッドにイトウがヒットした。
50cmくらいのイトウだったけど、久しぶりに見るイトウはやっぱり綺麗だった。

その後もラインのシンクレートに悩み、シンクテップにしてみたり
フルシンクのラインに換えてみたり、フライを頻繁に変えたりしても
僕のロッドはイトウに曲げられる事無く、お昼の時間を迎えてしまった。
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その間に友人は80cmを筆頭に3本のイトウのリリースを終了させていた。

岸に上がり昼食を取りながら友人にアドバイスをしてもらい、絶対に釣れるよ!
と勇気付けられたが、午後一でイトウをヒットしたのは友人の方だった。
1日で4本も釣るとはサスガである。

今日最後に選択したのは、12.5mのタイプ3のシューティングヘッド。
風も無く静まりきった水面を荒らす事無くオーバーヘッドキャストで
最後まで諦めずにイトウを狙う。

対岸、下流、上流と交互にK・BULLIT SD14ft #8でロングキャストを繰り返すと
今日初めてフライを明確に咥えるアタリが来てサカナがヒットした。
しかしイトウの特有のトルクのある首振りは無く、ネットにあっさり納めたのは
40cmにも満たない小さなアメマスだった。
今日はこのアメマス1尾で終わるかもしれないと、写真に収め時計を見ると、
針は午後1時45分を指していた。
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迎えの船が来るまで、あと15分しかない・・・
船が迎えに来るまで諦めず頑張ろうと集中力を高め再び同じポイントまで
木の枝で作った杖で足元を探りながらウエーディングしてキャストを繰り返した。

それから、数分もたっただろうか?
シルバーの悪魔のフライがイトウに上顎にささったのは、マグレか天の救いか。
僕の「きぃ~たぁぁぁ~!」の叫び声に友人がネットを持って息を切らせて駆けつけてくれた。
それとほぼ同時に遠くから船のエンジン音が聞こえて来たのも覚えている。

先週の嫌なシーンが再び脳裏を過ぎったが、湖面から出る立ち木を上手く交わして、
水面で激しく暴れるイトウを友人の差し出すネットにやっと納める事ができた。
延々6時間以上も粘った苦労が報われる瞬間でもある。
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水面の水温はかなり高いので、速やかに写真を数枚だけ撮っていただき、
イトウをリリースをして今日の釣りを完結した。

水温が高くアオコだらけで、まるで野菜ジュースの中に立って
釣りをしていた感じだったけど、この時期にイトウに出会えるなんて
ここに釣れてきてくれた友人に感謝の気落ちでいっぱいだった。

ラスト15分にドラマは訪れたけど、こんな感動もあるからflyfishingは面白い。
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                                  9月11日  アオコのインレットにて
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by flymagic | 2010-09-12 19:08 | イトウ