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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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海アメの旅路
3月最後の土曜日
職場に出かける時間と同じ時刻に家を出て、約8ヶ月ぶりに再会する
東京の友人を迎えに行く為に、千歳空港へ向けて高速道路をひたすらランクルを走らせた。

昨日までは小春日和の日が続いていたのに、今朝は打って変わって
北西の風が強く冷たく吹いていた。

初日は風が強くて釣りに成らないだろう。
なかば初日の釣りは前日から諦めてはいたのだけど・・・・。

予定よりも少し遅れて飛行機が到着したようだ。
到着の出口には、東京の友人Lt_cahillさんの懐かしい笑顔がガラス越しに見えた。

荷物を受け取り、ランクルに積み込み2人で島牧へと向かう。
途中に先に島牧入りしていた、杉坂研治さんに電話して状況を聞いてみると、
やはり今日は風が強くて釣りに成らなかった様子である。
彼は翌日の札幌でのキャスティングスクールの準備があるので、
島牧の釣りを諦めて、一足先に島牧を後にしたと言う。

だけど、前日にサクラマスを2本取ったという明るい情報も頂けた。
e0035597_0254155.jpg

ルアーの独壇場のサクラマスの釣りは、やはりフライで狙うには
キャスティングの飛距離とリトリーブのスピードが無いと
フライフィッシングでは取る事は難しいと思う。
1本ならマグレか?という事も考えられるが、2本も取ったとなると
正真正銘に狙って釣ってという事に他ならないだろう。

杉坂研治さんがサクラマスを釣ったポイントは今回僕が集中的に狙おうと
思っていたポイントであった。
僕の心の中にも、どこかにサクラマスを釣りたいという下心があったのかも知れない、
だけど、今日の風では手も足も出ないことは良く分かっていたが、
とりあえずロッドを振ってみたが、やはりまともなキャスティングはさせてくれなかった。

しかも、自分の未熟さで海アメロッドのK・Bullet SD #12-13を折ってしまった。
これから3日間、どうしたら良いのだろう・・・初日早々に途方に暮れ
少々ヤル気をなくしたが、予備で持ってきたK・Bullet SD #10に持ち替えて海アメを狙った。
e0035597_22471078.jpg

早朝から島牧入りしていた、札幌の友人達3名も強風の島牧を諦めて
隣町の本流でロッドを振ったが、アメマスには出会えなかったという、
その後も近くの漁港を中心にポイントを叩いたが、やはりロッドを振ることさえ
難しかったそうだ。
僕達も夕方までポイントを回ってみたが、キャスティングは不可能だった。

予約してあった宿に入り、夜は札幌の友人達も交えての宴会で盛り上がり
釣り談義に夜も更けていった。
e0035597_22473432.jpg

2日目の島牧は風も波もすっかりと納まり、穏かな春の海の表情を見せていた。
早朝から来られた友人達も合流して7人でロッドを振ったが
相変わらず海アメからのコンタクトは何も無く時間だけが過ぎていった。

お昼時に入ったレストハウス前で、Lt_cahillさんが唯一50cmクラスの海アメを
ヒットさせたが、無情にも波打ち際でそのロッドの美しいカーブは直線へと変わっていた。

午後からは、札幌の友人達も帰路に付き僕とLt_cahillさんは暗くなるまで
しつこくもロッドを振ったが、アタリは数回あったけどフッキングには持ち込めなかった。
中には海アメのアタリとは明らかに違うアタリも数回あった、今思えばサクラマスでは
なかったかなと思う。

結局、2日目はルアーの友人達が釣った2匹のサクラマスの顔を見た以外、
サカナの顔は拝めなかった。
海岸や駐車場でも頻繁に情報収集をしたが、釣れた情報はルアー以外は無かったという
話ばかりで、何時もならフライの独壇場となっているはずのポイントもルアーでサクラマスを
狙うアングラーの姿が多かったように思う。

今年も時期的にハズレか・・・?嫌な予感を頭を過ぎったが、まだ2日間もある。

この日の夜は、宿のおばちゃんも交え楽しい話にお酒も進み、
島牧の2日目の夜は更けて行った。
e0035597_025321.jpg

3日目の島牧は前日と同様に穏かであったが、どうも雲行き怪しい様子だった。
今日は午後から雨の予報、この雨がどう釣果に影響するのか?

しかし、早朝からポイントを叩いたが反応は無い。
お昼近くに杉坂研治さんがサクラマスを釣った浜に移動した。
予報どうり降り始めた雨は水面に落ちるラインの気配を消してくれたのだろうか?
e0035597_2311456.jpg

浜を歩き続け、インレットに差し掛かった時には雨は激しく降り出していた。
K・Bullet SD #10から放たれたインターミディエイトのラインは
弱いフォローの風に乗って沖まで飛んでフライをターンさせた、
高速でリトリーブする左手に衝撃が伝わってきたのは、20mラインくらいだった。
e0035597_2312432.jpg

小ぶりながら、海で出会う生涯2匹目のサクラマスは水面直下で激しくローリングしていた。

いつも思うけど、海のサクラマスの写真は綺麗に撮れない。
浜に上げた途端に、のた打ち回りウロコがポロポロと剥がれ落ちてしまう、
ギンピカのサクラマスをいつかは画像に納めたいのだけど、
川で釣れたサクラマスのようには綺麗に撮れる事は無いのかも知れない。
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次に訪れたのは、千走川のインレット。
毎年ここでサケ稚魚に激しくボイルする海アメの姿を見ることが出来るが
まだサケ稚魚にボイルする海アメの群れはそう多くは無かった。
時々、到底フライでは届かない沖で大きな海アメが、ガボッ!とやる程度であった。
e0035597_22491321.jpg

しかし、ここで昨年も杉坂さんと一緒に海アメを狙ったときに会った、
海アメの先生と呼ばれる方に再会した。
この出会いが最終的には、Lt_cahillさんに幸運を与えてくれる事となると
は現時点では夢にも思わなかった。

この海アメの先生には、今から遡る事10数年前。
僕がバブルハンドを初めて買って島牧を一人でうろついていた時に初対面を済ませていた。
半日以上、初対面の僕と一緒にロッドを振って隣でバカスカと海アメを連発していたのを
今でも覚えている、しかも今ここで釣れるからな!という予告の元に
釣り上げてしまうのだから僕は驚いて見惚れてしまっていた。
挙句の果てに、アンタのリトリーブでは釣れないよ!とかそんなにラインバスケットを高くつけていたのでは釣れないとか、着水と同時に引けとか、しこたま叱られたのは今でも鮮明に覚えている。多分、日本で杉坂研治さんに、ヘタクソ!と面と向かって罵声を浴びせられるのは
この人だけだろう。
e0035597_0343045.jpg

結局、ここで海アメの先生と某有名バンブーロッドビルダーの方と4人で
粘ったがボイルは単発で、その単発のボイルを逸早く発見して仕留める技量のある
海アメの先生だけが1匹の海アメを釣り上げただけで3日目の長かった1日が終わった。

その日の夜の天気予報は、ここでは聞きたくない嫌な言葉を連発していたが
今夜も相変わらず、宿のおばちゃんを交え海の幸を肴にお酒はどんどん進んでいった。
e0035597_22493431.jpg

島牧での最後の夜は、もの凄い風が窓を叩く音でまともに眠れなかった。
都会に住んでいると、こんな状況も体験する事は無いだろうが
特に好き好んで体験したくなんか無かった。
布団から抜け出し、カーテンの隙間から外を見ると交通安全の旗は引きちぎれんばかりの
強風にさらされ、海の音は低い唸り声のようにも聞えていた。

最終日は100%釣りに成らない事はこの時点で明確になっていた。
e0035597_22495552.jpg

4日目はサーフでの釣りは不可能であった。
僕らは漁港を中心にポイントを回ったが、漁港でもまともに立っていられない程の
強風に見舞われ、ほとんどロッドを振らずに写真を撮ったりして最後の時間を潰していた。
あの海アメの先生でさえフライロッドは持たずにルアーロッドを振るような激しい風でさえ
Lt_cahillさんは、ひたすらフライロッドを振り続けていた。
僕は最後の最後にLt_cahillさんに海アメがヒットして、今回の海アメの旅を
ハッピーエンドで飾るような気がしてならなかった。
しかし、現実的にはこんな悪天候で無理であろう・・・
e0035597_0261043.jpg

帰りの飛行機に間に合わすには、午後2時過ぎには島牧を出なければ間に合わない。
時計の針は午後1時30分を指していた、
海アメの先生は小さくても良いなら俺が釣らせてやると言って、隣の千走漁港へ行こうと
僕達を連れ出した。
漁港の斜路では真正面の強風が吹いていたが、SD#12-13を持つLt_cahillさんと
海アメの先生はキャスティングを繰り返していた。
僕のSD#10ではキャスティングする事は不可能なので、ロッドを振らずに2人の釣りを
見守っていたが、海アメの先生は立て続けに小ぶりながら3匹の海アメを連発させた。

すかさずLt_cahillさんを自分の立ち位置に呼んでヒットポイントをアドバイスして
キャスティングをさせていた。
リトリーブの仕方まで手取り足取りアドバイスして、エキスパートのLt_cahillさんは
海アメの先生の言うとおりのポイントまでラインを飛ばせて、メリハリのあるリトリーブで
海アメを誘う。
次の瞬間、今回の釣行で待ちに待った瞬間が訪れた。

Lt_cahillさんに海アメがヒット!
苦節、2年目にして手にした海アメは斑点が鮮やかな美しい海アメだった。
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こんな未熟な僕だけでは出会わせるチャンスを与える事が出来なかったけど、
運命的に出会った海アメの先生のおかげで、Lt_cahillさんも
念願の海アメを手にする事が出来た。

状況は昨年同様、厳しい状況で2日間はまともなキャスティングさえ出来なかったけど
難しく簡単に釣れない海アメの釣りは結果が出たときは、他の釣りとは比べ物にならない
くらいの感動があるんだ。

その感動を価値を知っているから、遥々東京から高いお金を出してでもLt_cahillさんは
その感動を味わう為にやってくる。

釣れない時間と一瞬にして訪れる至福の一時の天国と地獄。

また来年も僕らは海アメと出会う一瞬を探しに彷徨う事になりそうだ。
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by flymagic | 2008-04-03 22:28 | 海アメ