気ままにキャスト
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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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動かないニジマス
「来た来たー!デカーイ!」
僕は悲鳴のような叫び声で仲間に、その事態を知らせていた。
黒のビーズヘッドニンフから同じパターンのオレンジボディにフライを換えて、
一投目に静まり帰っていた水面が炸裂した。
とんがった大きな顔に真赤なレッドバンドと金色がかったボディが
水面に見えたと思ったら巨大なオビレが水面を叩いた。
今まで見た事もない大きさとパワーは僕のレインボーに対する
常識を経るかに超えていた。
e0035597_23384231.jpg

仲間達四人で訪れた、道北のダム湖。
前回ここでロッドを振った時は、掴み所の無いポイントに困惑し攻めきれずに釣果はイマイチで終わってしまった。二度目に当たる今日は明日の休日出勤にも関わらす、時間を忘れて思う存分にロッドを振ってやろうと決めていた。

このダム湖には、大きなニジマスが住んでいる。
噂では聞いていたが、僕にとってそのニジマスが大きかろうと小さかろうと興味は無かった、
前回は小さなニジマスが数引きしか、僕のフライを咥えてくれなかったから、
今回こそは、それなりの型が見られれば十分に満足するだろうと思っていた。

このダム湖にそそぐ川にも大きなニジマスが泳ぐ
ただニジマスだけでなく、ヒグマの生息密度も非情に高い場所でもある。

それゆえに、このダム湖もヒグマが頻繁に川を伝って出没するのである。
e0035597_23392632.jpg

休憩も兼ねて、上陸したインレットには無数の真新しいヒグマの足跡が無数にあった、
それは大きなヒグマの物から小熊の足跡と見られる僕の握りこぶし位の大きさのものまで
そこ等じゅうにあり、見た感じでは3匹以上のヒグマが僕達が来る前にここで
何かの行動をしていたと思われる。

早朝や日没前後の時間帯は特に注意が必要で、ましてやこれから冬眠に入る前の
ヒグマは行動範囲が広くなるので、単独釣行は絶対に止めるべきだと思う。

この流域に大きなニジマスが残っているのは、普通の神経の釣り人ならヒグマへの
恐怖心で立ち入る事が少ないのも一つの要素なのかも知れない。
大自然の恩恵で育つニジマス達は、この森のヒグマ達にも守られてるようだ。
e0035597_23421162.jpg

今日のファーストヒットはフロートに乗って5投目くらいで、あっけなく訪れた
前回のリベンジを果たし、肩の荷がおりた気分で気持ちはとても楽になった
その後も、水温の低下で活性は低いながらも数匹のニジマスが僕のフライを咥えてくれた。
仲間達も順調にニジマスを釣り上げている
大きなニジマスになると50cmにもなる大型がロッドを曲げる。

最初は50cmともなると風格もあるしファイトも素晴らしくとても羨ましく見えた。
しかし、あの出来事の後はどんなニジマスを見ようが感動も嬉しさも、何も無くなっていた。
e0035597_2342499.jpg

時刻はお昼時、僕も仲間達も釣れない時間帯が続いていた
ヒグマの足跡を撮影したり、昼食をとったりして時間を費やした
僕が午後から狙おうと思っていた場所は、浅瀬で湖底から枯れ木がニョキニョキと
飛び出ている、いかにもバスフィッシングでバスプロ達が華麗にルアーを泳がせるような
難しいポイントであった。
きっと攻めても根掛かりの連発で苦戦しそうだけど、
どうしても挑戦してみたいポイントであった。

湖面から突き出ている木の間や、木の真横にフライラインを着水させる
何度もフライは引っ掛かり、僕はこの場所を諦めようと思った。

最後にフライを交換して、そのフライが根掛かりで無くなるまでやり続けよう
そう思い立ち、黒のビーズヘッドニンフからオレンジボディーの同じタイプの
フライに交換した。
ニジマスには黒が効く、というのは広く知れれてる事だが
このオレンジ色にもニジマスやブラウントラウトは、何故か反応してしまうのを
思い出したのかも知れない。

オレンジのビーズヘッドニンフをまったく同じ場所にキャストした

カウントダウンは3でリトリーブを開始した

リトリーブの1.2・・・3は無かったと思う

走っているバイクにフライを引っ掛けて、そのまま持っていかれるような
常識では考えられないような強烈な引きに、
9ft#6のロッドにしがみつき、フィンを目いっぱいに漕ぎながら
アンチリバースのディスクドラグを締めた。

一瞬、テンションが無くなりバレタと思ったら僕の方に巨大なニジマスが突っ走ってきた
リトリーブで緩んだラインを手繰り寄せ、テンションを取り戻すと
水面が炸裂・・・いや爆裂した

シャクレたサーモンのような口に尖がった顔、血のように真っ赤なレッドバンドが
鮮やかで、ボディーはゴールドがかった
どんなに甘く見ても60cm以上のある、まるでサーモンのような大きさのニジマスが
僕の目の前3mで水面上に姿を現した。

状況を確かめるかのように、水面直下を泳ぎながらぐるりと僕の回りを半回転して
ヒットした場所と反対側にヤツは回り込んだ
このままネットインに持ち込もうかと思ったが、あまりの大きさに僕の足は
ガクガクと震えていた。

近くで見ると、さっき見たよりも大きく見えた
今日のランディングネットは全長で約60cm
このネットの全長よりも遥かに大きく、丸太のように太い。
過去に雑誌で屈斜路湖で釣れたダイアナと呼ばれる、モンスターレインボーを
見たことがあるが、そのダイアナに勝るとも劣らないサイズであった

まだまだ、コイツにはパワーが残っていると思いリールにラインを巻き取って
より一層ドラグを締めて戦闘態勢に入った。

ロッドを立てて寄せようとしたら、ヤツは一気に走り出した
250ccのバイクのような加速とトルクにファーストアクションのロッドは
バッドからひん曲げられ、ドラグを締める度にヤツはスピードを弱めるが
走ることは辞めなかった。

その間、何度もロッドを立ててあおったがヤツは首一つ振る事無く
潜水艦のように水中を突進して行った。

「取れない。」
これがこの時点で僕が出した結論

木の根が無数にあるこのダム湖では、バッキングまで出したら99%
取り込むのは不可能だろう。

思ったとうり、フライラインは水中に突き刺さったままで
30m向こうの水面でヤツはモジリだした。
根係のようにビクトモしない・・・多分、リーダーが沈み木に巻いたのだろう

フロロカーボン、3xのティペット無しのリーダーは無情にも切れた。

僕は生き喪失、動揺を隠せないかのように何度も何度も
切れたリーダーの先を見ながら天を仰いだ。
e0035597_2343255.jpg

それから、ヒットするニジマスには感動も喜びも何も感じる事が出来なくなってしまった。

僕には何も、そこまで大きなニジマスは掛からなくて良いのです。
画像のような、手ごろなニジマスが数引きヒットしてくれれば十分に満足なのに・・・

この化け物みたいと言ったらニジマスに失礼だけど、
こんなサイズはこれから先、ヒットする事はまず無い事だろう。
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by flymagic | 2007-10-28 20:29 | flyfishing