気ままにキャスト
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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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一人旅
木曜日の夜、僕は一人、道東へと繋がるサラブレッドロードを直走る。
FM NORTH WAVEから流れるのは、月光グリーンのレギュラー番組『汗ダクNIGHT』。

DJを勤めるのは、もちろん月光グリーンの3名
軽快なトークと、月光グリーンのニューアルバムを中心とした選曲に
しばし一人の時間を忘れ、ラジオから流れる彼らの話に時々、返事や独り言を繰り返した。
これって、端から見ると、けっこう怪しい行動に見えるかもしれない・・・

高速道路では法定速度より少しだけスピードメーターの針を進めたところで
クルーズコントロールのスイッチをオンにする。
急ぐ旅ではない、夜明けまでの時間は十分にある。 
なんせ今日は平日の独りの釣りだから。
e0035597_13194368.jpg

初めて訪れてみる川に着いたのは、まだ夜明け前であった
この場所を教えてくれた友人の言葉を思い出しながら、国道から川へ入る
枝道を何度も迷いながらも目的の場所にランクルを停める事が出来た
道東の夜明けは予想よりも早く、朝焼けが今日の釣りの始まりを伝えていた。

SCOTTの#5ロッドにフローティングラインをセット
ウエイトをタップリ巻いたフライに、リーダーにもウエイトをビッシリと巻き付ける
アウトリガースタイルでこの初めての川を攻める事にした。

準備の途中も川の流れの音に混じり、サーモンのドハデのジャンプの音が聞えてくる
そう、このサーモンの産卵したタマゴを食べたくて海からアメマスが登ってくる。

期待に胸を膨らませ、川に立つ。
サーモンを見つけて、その群れの下流の深場にフライを落とす
なんと一投目で、アメマスがヒットしたがスグにバレてしまった。

同じポイントにすぐさまフライを落とすと、またアメマスがヒット
大きさは35cmくらいだけど、道東の有名2河川のアメマスとは違い
まるで海アメのようにグリーンバックに白っぽいボディーカラーが美しいアメマスだった。

2キャスト2ヒット、今日は釣りまくるぞと意気込んで写真も撮らずに
とりあえず続けざまにフライをポイントに投げ続けた。
4匹目に釣れたのは、40cmくらいの体高のあるアメマスであったので、
ここで画像に納めようと、胸のポケットからカメラを取り出そうとしたら、
無い! カメラが無い!!!
しまった、車の中にカメラを忘れてきてしまった。
確かに、バッグの中からは取り出したのだけどポケットに入れるのを忘れてしまったようだ。

飲み物も車に忘れてきたので、とりあえず車までカメラとお茶を取りに戻る事にした。
車を停めている場所に上がる道の途中で、上流から何とも耐え難く
嗅ぐだけで頭が痛くなるような、悪臭が漂ってくる。
当然、ここには牧場や肥料を撒くような畑も無い。

臭いの原因はヒグマである。
それは、まるで動物園の屋内施設で嗅いだ事がある臭いよりもキツイ臭いであった。
友人もこの上流で足跡や糞を目撃しているのである程度覚悟はしていたが、
正直、ビビッた。

どうする?また釣り場に戻るか・・・それとも、尻尾を巻いて撤収するか・・・?
迷ったが、何とか1尾だけ画像に納めたくてカメラだけをポケットに入れて
勇気をだして、キツイ獣臭のなか下流へと歩き出した。
この時ほど、独りの釣りの心細さを実感したことは無い。

釣れたポイントは当然のごとく無反応、それでもドンドン釣り下るが日が高く昇って
からは反応が鈍い。

アタリや、水中でフライにアタックしてくるアマメスの姿は確認できたが
フッキングしても、尽くバレテしまう始末・・・そのうちアタリも何も無くなり
川は静けさを取り戻していた。

多分、ヒグマの臭いを感じた時点で僕の釣りへの集中力は切れていたんだろう。

この川を諦めて、僕は100キロ先の有名河川に向かう事にした。

平日であるのに、ポイントの駐車スペースは車を置く場所が無い程の賑わいぶりであった。
仕方ないので下流のポイントに入るが、スポーニングで浅場に溜まるアメマスの群れは
流れるフライを避けるかのように、無反応であった。
e0035597_13201998.jpg

午後3時過ぎに、再び上流のポイントに戻ったところ
何とか1台だけ車をおけるスペースが空いていた。
スグに支度を済ませ、川原に降りると3人のフライマンがアメマスを狙っていた
彼らの下流に離れて入ったが、やはりここでもスポーニングでアメマス達は忙しいようで
僕のフライには見向きもしなかった。

僕のすぐ上流で釣っていたフライマンはアメマスを連発している
きっと、そこのポイントにはヤル気のあるアメマス達が溜まっているんだろう。
すこしづつ上流に忍び寄ったところで、上流のフライマンに大型のアメマスがヒットして
僕の居る下流へと突っ走ってきた、僕は急いでラインを巻き取り
僕よりはかなり年配の彼に、「取りましょうか?」とネットを取り出し
大きなアメマスの下に回り込んだが、ネットに納まるようなサイズでは無かった。
「いや・・・いいんですよ、バレテも良いようなサカナですから。」と彼は余裕の表情であった
結局、このアメマスはフチの岩場に頭から突っ込んでしまい取る事は出来なかった。

このフライマンとしばらく話をして、このポイントでの釣り方やラインの選択
フライの付け方やウエイトの事を教えてもらったが、どれも僕の今まで知ることが無かった
釣法で、とても良い勉強になった。
聞くところによると、彼は今日70UPを数引きキャッチして同行の友人は
80オーバーのアメマスをキャッチしたそうだ。
タックルもそれ相当でロングロッドで
超ファーストアクションの#6にティペットは1xを使っていた

結局、このフライマンにこの場所を譲ってもらい何度か信じられないような
大型のアメマスの凶暴で暴力的な引きを味わったが、
僕の3xのリーダーやティペットでは、まるでお話にはならなかった。

1度だけ、足元までなんとか時間をかけて引き寄せた
アメマスは目測で70cmは超えていた。
その大きさと厳つい顔を見たときは、サスガに足が震えた。
しかし、その大きなアメマスは僕と目が合うと対岸に突っ走り去っていった。
e0035597_13204882.jpg

僕には大きなアメマスはキャッチ出来なかったけど、
あの巨大なアメマスが#5ロッドをひん曲げてバッキングまで引き出して行った
感触と重量感は今でも、この手に残っている。

約24時間に渡る一人旅を終え家に着いたときは、
出発時にゼロにした、ランクルのトリップメーターは800キロを超えていた。
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by flymagic | 2007-10-20 21:52 | flyfishing