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十勝川で思うこと
2007年 03月 20日
3月第3週目の日曜日
今日も先週に引き続き十勝川を訪れてみた 本来ならば、島牧の海アメを狙いに行くところだが、どうも天候との相性が悪いようだね 島牧がダメなら十勝川 去年からこのパターンが続いているが、3月は日曜日しか仕事を休めない自分にとって 十勝川を毎週のように訪れる事は、体力的にもキツイのが正直なところなんです。 十勝方面の天気予報では気温は低く北西の風が強いようだ 煮詰まりきった1週間で何事にも嫌気がさし 今週の釣行は、どうでも良い気持ちになっていたのだけれど 数日前に手元に届いた、16ftのツーハンドを手にした瞬間に釣り欲に火がついた。 冷え込みは厳しく辛い釣りになるだろうけど、行かなきゃ何も起こらない ガイドはきっと氷に固まりになるだろうけど、今週も頑張ってみよう! “K・BULLET SD1604-#12/13”のジョイントにしっかりとテーピングをして タイプⅡのラインを巻いたリールをセットして十勝川に立ちこむ。 リールから30ポンドのランニングラインをバッキングラインが見えるまで引き出した フォルスキャスト2回でランニングラインが全部出る、飛距離にして40mほどだろうか? スイングが終了してラインが張った時、アメマスがヒットした。 “K・BULLET SD1604-#12/13”での第一投目の出来事だったが、 惜しくも途中でロッドティップから伝わる生き物の鼓動は消え去ってしまった。 “K・BULLET SDシリーズ”の評判は聞いていたが、正直驚いた。 僕みたいな未熟なキャスティングでも、そこそこ飛ぶのだからエキスパートの方が 完璧なキャストをしたら、どれだけの飛距離がでるのだろう? この時点でこのロッドは釣れる確率が高いロッドのような気がした ターンオーバーもよほどの事が無い限りしっかりとリーダーを伸ばして ソフトに水面に落ちる。13番のシューティングヘッドからは想像もつかないくらい 静かに、そして柔らかく水面にフライがへばり付く感じだった。 キャスティングしているだけで、とても楽しい なぜなら、今までの僕では到達できないポイントまでフライを届ける事ができるから こういう時って、“釣れる気”になっちゃうんだよね・・・単純な僕は・・・ これでもかっ!って言うくらいガイドにまとわり付く氷をロッドを川に突っ込んで解かしては キャストを繰り返した。 1匹目をバラシテから数投もしないでアメマスがヒットした しかし、、“K・BULLET SD1604-#12/13”には不釣合いな40cm弱のアメマスだった。 もしかしたら、今日はこの1匹で終わるかも知れない・・・ 一応、画像に納めようと岸に向かおうとしたら友人に53cmの見事なプロポーションの アメマスがヒットした。 良いアメマスだった、羨ましくも思ったがこれで僕は燃えた・・・ やはり、、“K・BULLET SD1604-#12/13”には50UPじゃないと似合わない 目標は50UPの入魂画像を撮る事 僕は去年の春に大きなアメマスをヒットさせた下流域へと移動した。 僕の願いを十勝川は叶えてくれた 「こんなサイズがバカスカ釣れて良いのかい!」そんな独り言をつぶやきながら ロングキャストで広範囲を探りまくった 釣れてる時間帯は10投に1匹はヒットした 50cmオーバーになると、水面で暴れる音にもドッボン!ドッボン!と迫力がある 慣れてくると、その迫力の水面を割る音でサイズの想像が付く。 この音って、大きなアメマスを見る視覚的喜びよりも僕にとっては楽しみでもあったりする。 “K・BULLET SD1604-#12/13”のグリップの長さは全長で約68cm リールシートから上の部分が約46cm、リールシートの下までで55cmなので、 メジャーを当てないでコルクグリップでアメマスのおよそのサイズを計測して 50cmクラスだけを岸に上がってメジャーを当てて、画像に納めさせていただいた。 こんな日は、気持ちにも余裕がでる 釣り上げては、岸に上がって休憩がてら冷えた体を温めながら他のフライマンの 釣り方やキャスティングをウオッチングする時間を楽しんだ スペイで釣る人、シングルハンドでルースニングで流す人 自分流の釣り方でみんな楽しんでる。 こうでなきゃダメとかこうしなきゃ釣れないなんて、 理屈はこの川には存在しないような気がした。 自分のお気に入りのフィッシングスタイル、このスタイルを持つことがフライフィッシングには 大切な事なんだろうと思いながら、ゆったりと流れる十勝川で僕は久々に強風にも 泣かされず、穏かで柔らかい時間を過ごす事ができたような気がする。 そんな時間を、与えてくれるきっかけとなった、K・BULLET SDシリーズに感謝する。
by flymagic
| 2007-03-20 20:13
| flyfishing
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