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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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道北の幻 【第十三章】
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久しぶりにランクルの荷台にキャンピングベットを設置し、K・BULLET SD1764-#12/13を握りしめ家を出たのは月曜の正午近くだった。

深川インターを左に折れて秩父別で高速を降り、朱鞠内湖経由で道北の本流を目指す。

幌加内では33℃、美深では32℃と季節は春の余韻を残すことなく真夏へとチェンジしていくようだ。


道北の本流に着いたのは午後4時を過ぎていた頃だが、夏至も近い事もあって午後7時過ぎまでロッドを振れると目論んでの2日間の釣りのスタートだった。
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最初は河口よりのベストポイントに入ろうと思ったが、平日にも関わらずここは満員御礼・・・中には馴染みの友人達の姿も見れたが、僕の入れるスペースは無いと思い、いつもの上流寄りの左岸に入った。

けたたまし逆転音を奏でるLOOPリールからラインを引き出し、川の真ん中までフライを届ける。
ここでは釣り人の姿は皆無・・・僕はチャンスだと思った。
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初めての出来事に、少し戸惑ったけどイトウの「グン!グン!」と首を振って疾走するファイトは爽快である。

1投目で釣れたイトウは小ぶりだったけど、僕がここで試行錯誤して初めて釣ったイトウも、これくらいのサイズだったと記憶している。
小ぶりと言ったら、イトウに失礼なのかもしれないね(笑)。
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その後も同じようなサイズのイトウが1本釣れたが、今シーズンはベイトの群れと数がとても多く、イトウもウヨウヨト岸際を泳ぐ姿が見受けられた。

そんな事を楽しんでいたら、辺りは薄らと暗くなり始めていた。



2日目。
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東の海から雄大に昇る朝日を見るのも僕にとっては、この地へ足を運ぶ理由の1つだったりする。
これが初日の出だとしたら、何をお祈りするのかは決められないけどね(笑)。

2日目は札幌から友人も来たり、ここで馴染みの友人達とも会ったりして楽しい時間を過ごすことになる。
こうなると僕の場合は、ロッドを振る回数は激減し座り込んでイトウ談義をする時間が多くなる(笑)。
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まぁ、コンスタントに釣れてるのなら僕のその気になってイトウを狙うのだが、2日目は午前10時過ぎまでは誰一人として釣れて無かったのだ。

僕達9名で釣る対岸で1本釣れたのが、そのくらいの時間・・・それからしばらくは沈黙が続く。
相変わらずベイトの群れも数もハンパじゃないくらい多い。
天気も良すぎるし、イトウは食糧に困ることなく怪しげなフライには見向きもしないのかもしれない。
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ベイトは居なくても活性が下がって困る事になるが、多すぎても釣れない要素になるんだなぁと思う。

干潮の時刻が過ぎて流れも止まる直前の頃、ベイトに色やサイズを似せたゾーンカーを切り、友人サクちゃんの巻いたフライをティペットに結んだ。
何をやっても釣れないときに彼のフライを結ぶと釣れる・・・という事件が今までも多々あり僕は彼のフライに何度も助けられた(笑)。

フライマンなら自分の巻いたフライで釣りたいという観念があるのは当然だけど、僕にとっては友人の巻いたフライをティペットに結ぶのは友人に敬意を表する意味でもある。

そしてジンクスは、また当たる事になる。
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ガイドの千葉さんが差し出すネットから何度も逃げまわり、何度もジャンプするイトウにはヒヤヒヤしたけど腕がダルくなるくらいファイトを楽しませてくれた。
イトウはベイトを鱈腹食べている事だろうからヤル気満々で元気だった(笑)。
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当然、産卵に参加したイトウだろうけど見事にコンディションは回復していて、体高というか太さにはみんな驚いた。
やはり海を知るイトウは豪快である。
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今年のイトウは太い! これからも豊富なベイトを追い回してまだまだ太くなる事だろう。
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「釣れてくれてありがとう!」と心に中で何度も呟きながらリリースで終了する。
手から離れてて尾びれを2、3回振ったかと思うと茶褐色の水中へと悠然と消えていく姿は、やはり淡水の最強だと思う。
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                             6月11日、12日 道北の本流にて
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by flymagic | 2013-06-12 23:14 | イトウ