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ドラマは朝の30分
2009年 10月 13日
先週よりも1時間ほど早く到着した道北のダム湖は、
台風の影響だろうか、水位も上昇し水温も先週よりも明らかに下がっていた。 天候が回復するのを待って3連休の最終日に先週に引き続き 訪れてみたが、前日の予報どおり朝の風速は8m以上だったような気がする。 日も高く登るにつれて、風速は南西の風が10mになるという。 僕達は夜も明けぬうちから準備して、夜明けと同時にフロートに乗り込んで 向かい風が強く吹き出す前にポイントを目指す事にした。 僕は先週は太くて大きなニジマスと出会う事が出来たが、今週も1尾でも良いから 重量感のあるニジマスのファイトを味わいたいという欲求に満ち溢れていた。 目的地のインレットまでは30分近くはフィンを漕ぎ続けなければばらない。 出来るだけ最短コースを辿って、体力の消耗を防ぎたいものだ。 どこでニジマスがフライを見つけてアタックしてくるか気が抜けない。 夜も開けてスグの時間帯は警戒心も薄れ、捕食のスイッチが入ってるかもしれない。 僕はラインのテンションが取れる方向にキャスト&リトリーブを繰り返しながら 全力でフィンを漕いでいた。 フライの着水と同時にリトリーブを繰り返してしたので、フライはさほど沈んでなかったと思う。 フロートに乗り込んでから15分で僕のロッドは重量感のあるニジマスに曲げられる事になる。 まさか、こんな湖のど真ん中でヒットするなんて・・・小型のニジマスなら良くある話しなんだけど正直驚いた。 重量感溢れるパワーと機敏なスピードに魅了されネットに納めたのは45cmを少し超えた 鰭の大きな体高のある綺麗なニジマスだった。 友人に写真を撮ってもらい、即リリースして再びポイントへとフィンを漕ぐ。 しかし、最終的には今日のポイントはお目当てのインレットではなく 何の変哲も無い湖のど真中であろうとは誰も知る由も無かった。 僕のファーストヒットの後にスグに友人のロッドも良型のニジマスに曲げれた。 しかし、根に潜られてラインブレイク! きっと大きくて元気なニジマスだったんだろう。 風は益々、強く吹き始めフロートに乗った僕は前後左右に大きく揺れる。 遠くを見てないと船酔いになってしまうほど、湖面は海のように白波が立っていた。 フィンを力強く漕いでバランスを保ちながら、数投もしただろうか ファーストヒットの時よりもドッシリとした根掛かりのようなアタリが再び来た。 水面が炸裂し鮮やかなレッドバンドが見えた瞬間、太い魚体が明らかになる。 ラインをリールに巻き取りディスクドラグを閉めながらファイトを楽しむ。 釣り始めて30分で、こんなコンディションの良いニジマスに出会えて幸せな一時だった。 20インチまでには1インチ程足りなかったけど、僕にしてみれば十分すぎるサイズだった。 岸が近ければ喜んで上陸して画像に納めるんだけど、岸にたどり着く頃には このニジマスも弱ってしまう事だろう。 フロートの上でまた友人に記念写真を撮って頂いただき、リリースを終了してポイントを再び目指した。 目的のインレットに辿り着いた頃には、なぜか風は止んで柔らかな日差しが差し込んできたが、その安息の時間も束の間で、西よりの風は再び強く吹き始めた。 水温の低下と水位の上昇が影響したんだろうか? 前回好調だった、この場所では友人が小型のニジマスを数匹ヒットさせただけだった。 お昼近くまでインレットで粘ったが、僕には何も起こらなかった。 そして、その時に今日のポイントはココではなく、最初に友人と3連続ヒットした 湖のど真中がポイントだと気が付くことになる。 しかし移動を始めた頃には、まるで台風のようなモノ凄い強風で釣りを諦めるしかなかった。 最後にキャストしたラインはグチャグチャに崩れ落ち、テンションを取り戻した時に 朝一のポイントで三度ニジマスがヒットしたが、水面で暴れるニジマスのクチから 悪魔のフライは外れた時に、僕はロッドを納める決心が付いた。 今日のラッキータイムは朝の30分だけだったようだ。 少しずつだけど、苦手だったこのダム湖の攻略法が見えてきたような気がする。 今シーズンは無理かもしれないけど、何時の日か必ず2年前のような大きなニジマスを ネットに納めるという野望は捨てきれない。
by flymagic
| 2009-10-13 21:41
| flyfishing
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