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気ままにキャスト
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北海道札幌市在住akaのflyfishingの気ままな話やフィールドの中で感じた事,思った事を気ままに綴ります。
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道北の幻 【第四章】
6月最後の週末。

友人達4人で道北の河川を訪れてみた。
今回で春のイトウの釣りは最後という事なので、楽しく良い釣りをしができれば
最高の締めくくりが出来る事だろう。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14322884.jpg

前回のイトウの釣りから3週間の時間が過ぎたが、こんなにも風景が変わっているのには
少々驚いた。
緑が一段と生い茂り、足元に低く伸びていた草はすでに腰の高さを越すくらいまで
成長していた。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14323661.jpg

夜明けの時間は、前回よりも相当早くなっているような気がした。
朝の日差しを真正面に受けながら、眠気で目がしょぼつくのを
我慢しながらキャステイングを続けた。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14324446.jpg

それにしても、暑い一日だった。
今回で4度目の、この道北河川での釣りだけど、こんなに長い時間太陽の日差しを
あびて釣りをするのは初めてだった。
それほどに、雲は高く日差しはまるで真夏のようだった。
道北の幻 【第四章】_e0035597_1432525.jpg

釣り始めて、スグに友人の一人にイトウが出た。
2度目のイトウの釣りで初めて手にする事ができた彼の顔は笑顔でいっぱいだった。
仲間達で祝福して、再度ロッドを振るが対岸でも周りでも釣れてる様子は伺えなかった。
道北の幻 【第四章】_e0035597_1433850.jpg

一番良い時期に気温が低く、終盤になってもサイクルが乱れた影響は
回復する事はなかったのだろうか・・・? 今回は釣れない嫌な予感がした。

数時間が経過して、日も高く上がった頃。
対岸のやや下流で、かなり大きなイトウが飛沫をあげたと思ったら
川の真ん中でも数箇所イトウのボイルが見られた。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14333633.jpg

チャンスは数分しかないだろう・・・このチャンスを逃がしたら
今日はイトウに出会えないような気がした。
川の真ん中まで届いたフライを高速リトリーブでイトウにアピールする。

岸際の駆け上がりまで泳がせたフライに出たのは前回よりも少し大きなイトウだった。
隣にいたryoさんがスグに駆けつけてくれて、川に入ってランディングをしてくれた。

今年のイトウは太いという、僕は今シーズンから始めたから
痩せてるイトウは分からないけど、この太さのイトウの首振りはたまらないと、いつもそう思う。

友人達とイトウをランディングしたり、されたりと協力し、喜びを分かち合えるのも
幻の魚と言われるくらい、釣れるチャンスが少ないサカナだからなんだろう。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14331665.jpg

夕方近くまでネバッタ、ryoさんにも待望のイトウがヒット!
次は僕が駆けつけてネットを持って川に入りランディングを手伝ってあげた。
近くに寄ってきたイトウは今まで見たことも無いような大きなイトウだった。
ネットになんとか納めたイトウの重さと大きさには僕も驚いた。

90cmのイトウ、こんなサイズを夢見て遥遥この地を訪れている苦労が報われる瞬間でもあり
喜びを分かち合える至福のひと時でもある。

今回は同行の4名ともイトウを手にする事が出来た。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14332556.jpg

4度に渡る、道北河川での僕のイトウチャレンジ。
次に挑むのは初雪の声も聞かれる時期になると思うけど、
それまでに、今回の反省点を補えるように準備して挑戦し続けようと思っている。
道北の幻 【第四章】_e0035597_14433196.jpg

この春のシーズンに運が良く出会えた5尾のイトウ。
毎回、行く度に釣れるセオリーが少しずつ分かってきたような気がする。
そして、いつまでも、この感動の釣りが出来るような環境維持を心がけたいと思う。
by flymagic | 2009-06-28 17:45 | イトウ