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Secret wind
2009年 05月 05日
GWも終盤のこどもの日
この湖に通い続けて5年の月日が流れたが、今日にして一つの夢が叶えられる。 前日までは好天に恵まれ気温も5月上旬とは思えないような陽気が続いていた。 前回は小型のブラウントラウトの猛攻にあって、すっかり気落ちしてしまっていたが 次の釣行のチャンスを週間天気予報や天気図とニラメッコしてチャンスを伺っていた。 そう、この次こそは絶対に外さないと・・・ flyfishingを始めたころ、雑誌に載っていた口のシャクレたオスのサーモンのような 厳つい顔つきをした、大きなモンスターブラウンと呼ばれる写真を見ては いつの日にか僕もこんな大きなブラウントラウトをこの手に抱けたら どんなに幸せな事だろうと、誌面を眺めては妄想を膨らませる日もあったものだ。 初めてこの湖で、とても大きなブラウントラウトを見たのは 初めて訪れた4月末の気温も高く少し湿度のある曇り空の日だったと記憶している。 僕の釣った25cm程のウグイに70cmを遥かに超えるモンスターブラウンが 食いついたときだった・・・TV番組じゃあるまいし、こんな光景が目の前で起こるなんて 信じられなかったし、多分知らない人にこんな話をしても半分は信じてもらえない事だろうが・・・ しかし、この70cmを超えるであろうモンスターブラウンは僕のネットに納まる事無く ウグイを口から吐き出し水中に消えていってしまった。 ティペットの先には瀕死の重傷をおったウグイだけが残っていた。 まあ、フライで釣った事には成らないから、お茶を濁す程度の話でしかないのだけれど。 その後、スグにフライを15cmの大きなデシーバーに交換して 1投目で58cmのブラウントラウトをネットに納めた。 僕はこの日以来、いつかはここで大きなブラウントラウトを釣ってやろうと心に決めていた。 前日から今日は大きなブラウントラウトに出会えそうな、 あやふやだけど、そんな予感がしていたのかもしれない。 連れ合いに、明日は大きなブラウンを釣って景気良くしたいなぁ・・・ などと訳の分からない話をした事で、きっと集中力を高めていた事だろう。 WFラインの先端に結んでいたフロロカーボンの3xの真新しいリーダーを切って 新品の4xのフロロカーボンのリーダーを付け直した。 結ぶフライはゴールデンオリーブの悪魔のフライで終始通す事に決めていた。 小さなライズリングが2回目の前で起こったのは、フロートに乗って30分も経たない頃だった。 先週と変わらないサイズのブラウントラウトだと思ったけど、支度をしている時に 見た大きな波紋の主がこのライズリングの下に潜んでいるかも知れないと 数回、悪魔のフライを波紋の中へ投げ続けて、ひたすら泳がせた。 今までここでは感じられなかった重量感がロッドをとおして伝わって来た時には 僕の頭の中は、真っ白になっていた。 水面直下で激しく抵抗して、リールから何度もラインを引きずり出す シルバーメタリックに光り輝く魚体はとても大きく見えて、4xのリーダーを 付けて来た事に少し後悔したけど、それが落ち着いてやり取りできた理由かもしれない。 取れないかも・・・その重量感と底知れぬパワーに圧倒されて、何度も弱気になったけど 尽いてる時は、大きなサカナも取れるものなんだろう。 64cmのサーモンのようにクチのシャクレたオスのブラウントラウト、 シングルハンドロッドの#6でキャッチしたトロフィーサイズ。 もちろん、僕にとってブラウントラウトのトロフィーサイズをこの手に抱くことが出来た。 きっとその時は、“秘密の風”が湖面を低空飛行していたと信じている。
by flymagic
| 2009-05-05 20:24
| ブラウントラウト
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